子供の誕生と仕事とプライベートワークと四苦八苦している毎日。
毎日、文章を書いても公開しないままのドキュメントの山。
時折、思いだしたかのようにブログに公開したり。

最近、前ほどの忙しさは過ぎ去り、冷静にいくつかの仕事に向き合えている良い時間です。
案件が多いのはいいことかもしれませんが、気配りができる数というのも限りがあります。
今月は2本納品し、来月に2本。その2本に心血を注いでおります。

この業界のプロであるが故に見落としてしまうことはたくさんあります。
今、子供向けのプロジェクトを動かしていて
読める漢字と読めない漢字があったり、
推定ターゲットを決定し、その学年までの常用漢字を眺めたり。
大人だとスクリーンセーバーの意味は知ってても
子供にはなんのことかわかりもしないので別の名称をつけてあげたり。

自分の”当たり前”の指標で物事を計るのは、とても危ういことです。
子供だったら子供の視点で、
どうやったら面白いか、喜ぶかを考えることが何より大事なんですね。

これは誕生日プレゼントを考えるときに近い感覚です。
あの人はこういう趣味だから、こういう映画が好きだから、こういうものが好みだろう。
そうやって色々な憶測と統計を照らし合わせて
一つの限りなく正解に近いと思えるゴールを探り当てます。

技術エクスポで終止しているプロジェクトも多い中、
純粋にyoutubeの映像で感銘を受けることのほうが多いんじゃないか、
もっとデジタルコミュニケーションはシンプルでいいんじゃないか。

自分の主観で判断しない。
これは仕事についてからずっと心がけていることです。

現状維持では 後退するばかりである。

これはウォルト・ディズニーが残した言葉ですが、
昨年と今日までは大学4年間、社会人3年間の経験を浪費して
なし得てきたことだな、なんてことを今日考えていた。

自分が提案できる水準に満足できない日々が続いていたこともあり、
それこそディズニーのいう「現状維持」でしかなかった、と。

26歳をむかえた今、次のステップへジャンプアップしなければいけない。
そういう切羽詰まった心持ちで梅雨の湿気の中、じとじとと考えあぐねいてる。

SIONというアーティストが

「始めたら、始まりさ。」

と僕の大好きな曲の中で歌っている。
今日始めた、と思ったら、もうスタートしているんです。
この曲にはいつも励まされます。

スラダンの安西先生も

下手糞の上級者への道のりは己が下手さを知りて一歩目

という名言を残しております。タプタプ。

特に僕がセンセーショナルな衝撃は受けたのは
イチローのこの一言。

「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。」

おっしゃるとおり!

子供を見ていると、どんな大人になっていくのかワクワクしながら眺めてしまいます。

人は世界一のゴミ収集人になれる。世界一のモデルにだってなれる。
たとえ何をやろうと、それが世界一なら何も問題はない。

世界一になれとまではいいませんが、自分が信じれるものを
何かひとつでも一人でも見つけることが出来れば
それはその人の生き甲斐になるんだよなー
なんて、モハメドアリの言葉にうなずかされます。

明日から今まで以上に頑張ろうと思う今日この頃。