ジャスパー・モリソンのロンドンのSHOPがオープンしたらしい。
以前から出来るとはちらほら聞いてましたが。

彼のデザインしたものは、3割程度しか置かないとか。残りは、世界中から集められた彼が常々提唱している「スーパーノーマル」な日用品たち。
いいな、行ってみたいな・・。当分無理そうですが。

当店のSONGBIRD COFFEEでも、コーヒーカップやプレート、カトラリーなど、彼のプロダクトを使用していて、極めて「普通」なデザインなのですが、何気ない瞬間に「普通ではない」と感じます。
使いやすさだったり、サイズ感だったり、フォルムやディティールだったり。
表現するのは難しいのですが、空気感というか、たたずまいというか、要するに只者ではないのです。笑

恐らく何度も何度もスタディとリシェイプを繰り返し、試行錯誤の結果、完成した「普通」のフォルム。強さというか凄みすら感じます。

まあそんな大層な話ではなくとも、僕の母親がこのカップでコーヒーを飲んでて「これ、ええやん」と気に入ってしまうというのが、このプロダクトの本質を表していますね。

僕はデザインする場合も、「普通」に見える「普通じゃないもの」に憧れます。
ジャスパー・モリソンのカップやカトラリーは、まさにそんなものの一つです。

先日、また「A WOMB」ヘ。
そこで、メニューに「STARCK BEER」というのを見つけて注文。

中身はフランスのビールで、ボトルデザインをフィリップ・スタルクが手掛けたそうです。オシャレですね。

裏のラベルではスタルクがメチャ笑ってます。笑

ジャスパー・モリソンと、フィリップ・スタルク。
ある意味、対極にいるかのような二人ですが、大好きです。

この二人に関しては、今度詳しく書きます。