ここ数日、色々な場所でたくさんの方に「サイト見てますよ」と言って頂ける。
先日は、初対面の人に「あっ!Refsignの人ですよね!」としゃべりかけられました。

ブログメンバーの高田さんの話にもありましたが、高田さん自身も初めて会う方に
サイトみていますよ!と声をかけられたそうです。

とてもうれしいことです。
こんなにステキな事はないと思います。
感謝でいっぱいです。

今年で仕事としてデザインを初めて10年。

これまで色々な物を作ってきましたが、こんなに自分の身近な人に「見ているよ!」とか
「サイトいいね!」とか言われる事はなかった。

明らかに昔の方が「SONY」やら「YAHOO」のやら「アーティスト」のやらと、
「大企業」、「メジャー」と言われるところの「サイト」やら「紙媒体」のデザインをしてきました。
その時の方が作った物を見てくれている人数(ユーザー)は比べ物にならない程
多かったと思います。

なのに今の方が周りの方が見てくれているという実感が多い。

まあ自分がしっかりユーザーに響くものを作れていなかったのもあると思いますが、
今考えると、今までは、なにか「希薄」です。

20代の最初のころは大企業の仕事をすることに「酔っていた所」があったと思います。
そして作る物はユーザーやお客のためも、もちろん考えていますが、
「業界」やら、「同業者」にアピールするために必死だったような気がします。

まあ〜今考えるとアホらしくて笑けてきます。
そんな状態で作る物がたくさんの人に響く訳がない。

こういう状態だったので、私のなかで沸々と溜まってきていたのは「希薄」という気持ち。

その気持ちから生まれたのが「Refsign」という動き。

その中でまず最初に作ったのが「Refsign Magazine」というサイト。
これはサイトを構築した能宗がうちに入ってきてくれたというのも大きな要因です。

WebというのはブラウザーにURLをたたくと世界中の誰でも見れるという部分から
世界に広がっていると感じます。しかしそれは違う。

誰でも見る事が可能なだけ。
見ているわけではない。

なのでこのサイトは世界中のみんなに見てほしいなんて思っていません。
しかし、1度見てくれた人が、心の中に何かが引っかかってくれて、また見てくれる。
そして「お気に入り」に入れてくれる。そんなサイトにしたくて作りました。
「1度見て、もう見ないサイト」ではなくて。

次はサイトのコンセプトでもある「ネットとリアルの融合」。
「リアル」の部分です。

こちらは着々と動いています。
いかんせんやる事が多すぎて進みは悪いですが(笑)
一つ一つ「思い」をいれながら動いています。

すぐにうまく行くはずがないのは分かっています。
それで、もしうまくいっても、直ぐに飽きられる「希薄」なものになってしまう。

ロングスパンでゆっくり着実に考えていきます。
そしてこの「Refsign」のファンを一人ずつ着実に増やしていけるように。