カエルを二匹飲み込まなければいけないときは、大きいほうから飲み込むこと。
それと、あまり長いあいだ見つめないことだ。
マーク・トウェイン

今年の暑い暑い夏のこと。
梅雨があけた頃のあの日から、2ヶ月半毎週末を僕は、ある場所の改装工事をして過ごしました。
1日に水を何リットル飲み、どれだけの汗をかいたことか。暑かった記憶がぼんやりと浮遊します。

子供のころから手仕事が好きだったので、職人だった父の手から次々といろんな物が生まれるを見ているのが好きでした。
中学からはいろんな現場にもつれて行かれました。

さて、このたびの現場は地下鉄烏丸鞍馬口駅から徒歩5分ほど。相国寺の寺町が広がる地域にある白い3階建ての建物です。
施主はhanareさん。hanareは喫茶をやったり、アーティストと共同でプロジェクトを行ったり、生活とか社会を楽しくするアイデアをいろんな人と考え提案する人々の集まりです。(www.hanareproject.net)
そう、施主は僕(たち)です。

このたびhanareが21世紀型公民館をテーマとした場を作っていくことにになり、そこをDIY精神を持ち込んで、セルフビルドで改装を行いました。
僕のこの夏の思い出は、暑さと、汗と、男たちと共に過ぎて行きました。
台風一過、週末のビッグイベントで夏を終わらせて、秋へと僕の季節も進めることにします。

場所の名前は「Social Kitchen」。
ざっくりと解説すると、みんなでいろんな旬の材料を持ち込んで、食材に合わせて下ごしらえをして、スパイスを加えたり、煮たり、焼いたり、器に盛りつけたりして、食卓を囲んでおいしく食べようってことでしょうか。ん?
置き換えるとたぶん、その材料が何か社会的な問題であったり、調理方法がアートだったり、盛りつけがデザインだったり、食べるってことがワークショップやイベントだったりするんだと思います。
そんなSocial Kitchenは、それぞれ1階がカフェと本屋さん、2階がイベントスペース、3階はシェアオフィスになってます。

Social Kitchenに関わる様々な人がここでいろんなことを行います。
是非注目していて下さい。そして関わってもらえたらうれしいです。


ちなみに、工事の様子はhanare×Social Kitchenのブログで見られます。
http://hanareproject.net/blog/

工事に関わってくれてみなさんほんとにありがとう。