「デキゴト」のつくりかた
LAST FLOOR vol.01が大盛況のうちに終わりました。
ご来場いただいた皆さんありがとうございます。
滅多にああいう場所で、しかも手作りの凸凹な出来事は
今、逆に味わえないんじゃなかったのかな、と思い起こしています。
当日の写真は私のブログにもアップしてるので是非。
今、プライベートワークでいろんなプロジェクトがアクティブになっています。
同時に何個も動くんですが、どれも一過性の物ではなくて「ずっとあってほしいもの」ばかりなんです。
プロダクトだったり、場所だったり、出来事なんかを作っているんですが、そのプロジェクトに携わるメンバーの気持ちに触れるとなんだか触発されるというか、気持ちがいいんです。
「つなぐ」
という言葉が最近頭の中でずっとリフレインしていて、たぶん今そういうことをしなければいけないんだなと無自覚に気付いていたり。
LAST FLOORでも「ゆるくつなぐ」みたいなことが気持ちよかったり、ゆるくつながっていくことが当たり前の場所ってのもなかなか少ないんだなと気付かされたり。
例えば、私と誰かが「つながった」としたら、そこには一本の会話が生まれます。
「線」ですね。線。ライン。
で、そこにまた違う誰かが会話に入る。すると私と誰かと、もう一人の誰かにスッーーーと「線」がひかれます。
すると三角形の「面」が生まれます。
その「面」に「屋上」と「ビール」を乗っけると「手作り屋上ビアガーデン」が出来上がります。
「屋上」と「音楽」を乗っけると「空中演奏会」が出来上がります。
「あぁ、これ面白いね」
なんて「面」を作る人たちが共通に思えば、すぐに「面」は「デキゴト」になります。
「面」からニョッキっとビルが建ってミニチュアみたいな私たちや皆がワイワイしてます。
これが「プロジェクト」が出来るまでの簡単なイメージかな、と思います。
今、そういう仕事をたくさんしていて、京都の九条と十条の間、私たちは「9.5」条と呼んでいるんですが、
京都に住んでいる人もあまり足を運ばない場所に大きな「デキゴト」を作ろうとしています。
これには本当に多くの人が参加していて「面」が「多面体」となって何かが生まれようとしています。
その1点を自分が担えていることが、これまた面白くわくわくするのですが、
これは京都にとっても意味ある試みになるんじゃないかと躍起になっています。
「おもしろき こともなき世に おもしろく」
高杉晋作が残した言葉ですが、私はこの言葉が大好きなんです。
こういうの欲しいな、とかこんな事ないかな?とか退屈だな、って思う瞬間ってあるじゃないですか。
LAST FLOORも暑すぎる夏が嫌で嫌でビールに逃げようと、でも普通に飲むのも面白くない、なんて思ってTwitterで【ビアガーデン「やりたい」】ってつぶやいたんです。
そしたら、佐野さんとゴリさんがやろうやろう、って。あー面白いなーって思いました。
普通は「ビアガーデンにいく」ってことしか思いつかないんですが、そんなの退屈じゃないですか。
「ビアガーデンやる」って、いう妙な発言に軽く乗ってきた佐野さんとゴリさん最高だなぁ、素敵だなぁって。
そして、そんな出来るか分からない事に付き合ってくれた他のメンバーも最高だなぁって。
思うんですよね。うんうん。皆、最高。
「デキゴト」って簡単に作れるんです。
家で鍋するとかも小さいソレです。
でも、「デキゴト」が「おもしろく」なるのは、一緒に作ってく人たちの「わくわくの総量」だと思います。
そういった「デキゴト」がたくさん起こる場所を今、作っています。
リアルでもデジタルでも、もっと毎日が面白くなる様な場所を9.5条という辺鄙な場所で
なんだか凄いメンバーとワクワクしながら作っています。
また出来たら皆を誘いますね。場所は出来てからが大事。
そこから新しい「線」や「面」が生まれて、多くの「多面体」で京都を覆い尽くせる様な
そんな未来を思い描いています。すごいワクワクしてます。ドキドキか。
そして、LAST FLOOR vol.2もやりたいなぁ。(飲みたいなぁ)
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