21歳の頃から「趣味はなんですか?」という問いに、
「ボーリングです。」と応えるようにしている。
あの頃は週に3度はボーリングに行っていた。今は年に1、2度。
「それもう趣味じゃネェだろ。」という声はごもっとも。でもボーリングは大好きだ。

自分の生活の中で頻度の高い事柄を、なかなか「趣味」って言葉に当てはめることは難しい。
マンガもそのひとつ。
あまりに生活の中にとけ込んでいるので、
ご飯を食べること、寝る事を趣味だと言うことに等しい。

昨年夏に山口で、はじめてネットカフェで一晩を過ごした。
徹夜での移動で夜明け頃に現地入りして、午後の予定までのつかの間の時間を横になって過ごしたかったのが理由だ。
料金体系や仕組みなど何も知らないまま、一緒に行った友人たちの導きのまま、
初体験は始まった。
小さく囲まれた「BOX」と呼ばれる小部屋にパソコンとリクライニングシートが置いてある。
背伸びをすれば隣の小部屋が間違いなく覗ける。
ドリンクバーで飲み物とアイスクリームを取り、マンガを選んで2、3冊一定時間をお金で手に入れた自分の空間へ持ち込む。
あとは読んだり、なめたり、ググったり、自由で気ままな時間を手にした錯覚を持つ。

重ねた疲労のせいで眠りにつくのは簡単だったが、
それでも眠りに落ちるわずかな時間は不思議な感覚とともに残っている。
隣に誰かいる。
睡眠までのあの静かな時間に数センチの距離で人の気配を感じる事は未だかつてなかった。(省略)
その後、これまでに2度ネットカフェで寝た。京都で1回、岡山で1回。
泊まる所がなくて仕方なく、ではなく。自分の意思で、趣味嗜好で。
そんな経験とマンガの話を友人にすると、その友人は全国の”ネカフェ”を渡り歩き、
週に一度は”ネカフェ”で過ごす強者だった。
お互いに「建築」を調査対象にしたいた歴史を持つ事もあり、話の盛り上がりの結果、
「漫喫研究会(仮)」を結成する事になった。6月末の午後のことだ。
調査・研究対象は、現在におけるネットカフェと「創造的狭小空間」としての
のぞき部屋、ビデオ試写室、茶室、方丈など風俗から高尚文化など、
日本人の狭さ故に広がった創造性、それらが生んだ事象となる。

定期報告会やイベントなど開催予定なので、またこの場で告知などさせていただきます。
興味のある方は是非ご一報下さい。
Webサイトも近日中に出来上がる予定です。

・Wikipedia:漫画喫茶
→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BC%AB%E7%94%BB%E5%96%AB%E8%8C%B6
・Wikipedia:インターネットカフェ
→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%AB%E3%83%95%E3%82%A7

あんまりviviの安室がかわいいので。