KAVC Gallery Project ♯1 林勇気展 「光の庭ともうひとつの家」
《光の庭ともうひとつの家》|video still|2014年
KAVC Gallery Project ♯1
林勇気展 「光の庭ともうひとつの家」
|日時:2014年6月21日(土)- 7月13日(日)12:00〜19:00
火曜日休館、入場無料
|会場:神戸アートビレッジセンター1F/KAVCギャラリー
|出品作家:林勇気(映像作家)
|特別協力:NO ARCHITECTS
神戸アートビレッジセンターでは、映像作家、林勇気による個展「光の庭ともうひとつの家」を開催します。林は自身で撮影したり、インターネットを検索して集めた膨大な量の写真データを、切り抜き重ね合わせることでアニメーションを制作しています。画面の向こう側にある「もうひとつの世界」を描き出すその制作過程や作品からは、インターネットやテレビゲームを介して行われる現代的なコミュニケーションのあり方を想起させます。
「光の庭」に建築された施主達の理想の詰まった約20軒の家々から、ぜひお気に入りの一軒を探して頂ければ幸いです。(プレスリリースより抜粋)
|アーティストステイトメント:
ぼくはゲームの中で家を購入しました。
現実の世界では家を持ちたいと思ったことはありませんでしたが、そんなぼくが画面の向こう側に居場所を持っているというのは不思議な感覚でした。
インターネットやゲームの中の新たな場所や世界やキャラクターのコスチュームやアイテムなどが現実の金銭で売買されています。 画面の向こう側にある場や物品はどのような存在なのでしょうか。 そのような問いかけと共に、現代の社会がもたらす映像の中に存在する場や物品を所有する感覚を可視化する試みをいたします。
「光の庭」は、撮影された写真のデータの集積とプロジェクターやモニターの光によってつくられる場所です。 そこに現実の金銭で、映像の中にある小さな家を購入してもらいます。 購入者のアンケートからNO ARCHITECTSが家を設計します。そしてインターネットにアップされている写真のデータを素材に家を建てます。 そのようにしてできた「光の庭」の中にある「もうひとつの家」は、現実ともうひとつの世界をつなぎあわせます。 そのつなぎ目を通して、様々な事を考えられることに期待しています。
|関連イベント:
「night cruising presents LIVE PERFORMANCE+TALK+PARTY」
林勇気ゆかりのアーティストと共にお届けする、一日限りの関連イベント。 音楽家 原 摩利彦が、sonihouseオリジナル12面体スピーカー「scenery」を使い、林勇気 映像作品とのコラボレーションを披露。 またライブ後は「泡バー」によるドリンクや新開地名物を味わいながら、トークとDJをお楽しみいただけます。
[日時]:7月5日(土)17:00-21:00
[料金]:1500円
第一部<上映+ライブ>17:00-18:00(受付・開場16:30)
出演:原 摩利彦
上映:林 勇気
音響:鶴林万平 (sonihouse)
会場:神戸アートビレッジセンター B1/KAVCシアター
第二部<トーク+パーティー>18:30-21:00
出演:林 勇気、NO ARCHITECTS(建築家)、伊藤まゆみ(神戸アートビレッジセンター)
出店:泡バー(尾柳佳枝)+ space eauuu
DJ:night cruising
会場:神戸アートビレッジセンター 1F/1room
|プロフィール:
林 勇気(はやし・ゆうき)
1976年京都府生まれ。兵庫県在住。膨大な量の写真を切り抜き重ね合わせることでアニメーションを制作している。主な個展に「あること being/something」(2011年 兵庫県立美術館)など。今秋、芦屋市立美術博物館で開催される特別展「art trip vol.1『窓の外、恋の旅。/風景と表現』」(9 /27(土)~11/30(日))に出品予定。映像芸術祭 MOVING実行委員、宝塚大学造形芸術学部准教授。
>> http://andart.jp/artist/hayashi_yuki/
NO ARCHITECTS (西山広志・奥平桂子)
2009年 神戸芸術工科大学大学院修士課程鈴木明研究室を修了し、nishiyamahiroshiokudairakeikoとして活動を開始。2011年 大阪市此花区への事務所移転に伴い NO ARCHITECTS に名称変更。現在、建築をベースに、設計やデザイン、インスタレーション、ワークショップ、会場構成など幅広く活動。
>> http://nyamaokud.exblog.jp/
原 摩利彦/ Marihiko Hara
音楽家。1983年生まれ、京都在住。京都大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科修士課程中退。 「静寂の中の強さ」をテーマに、映像や舞台、インスタレーション作品の音楽まで幅広く作曲活動を行う。2014年元日放送のNHK-FM「坂本龍一ニューイヤー・スペシャル」に坂本氏との即興セッションにて出演。2013年韓国利川(イチョン)にて開催された「Icheon Ceramics Festival」に招聘され、野外演奏。奈良障害者芸術祭に6つのスピーカーのためのインスタレーション作品『ピアノ•ランゲージ』を出品。映画『コロンボス』(監督:カワイオカムラ、クラクフ映画祭シルバードラゴン賞受賞作品)、舞台『二重の影』(演出:渡邊守章)、資生堂『資生堂書体「美と、あそびま書。」』の音楽を担当、映画『セイジ -陸の魚』(監督:伊勢谷友介)のサウンドトラックに参加。 ダムタイプ高谷史郎プロジェクトメンバーとしてパフォーマンス作品『CHROMA』やインスタレーション『火星』(KYOTOGRAPHIE)などのサウンドを担当。その他、ボーカル柳本奈都子とのユニット「rimacona」、「Marihiko Hara & Polar M」としても活動する。
>> http://www.marihikohara.com
鶴林万平 (sonihosue)
音響設計/製作 sonihouse主宰 自然な音の再現を目指し開発した同軸無指向性12面体スピーカー”scenery”などのオリジナルスピーカーを製作。 音にこだわるエンジニア、アーティスト、そして音楽ファンの支持を得ている。 また奈良の自宅にて音楽家と料理人を招いての音と食の家庭的おもてなしイベント「家宴 -IEUTAGE-」を不定期で開催中。 スピーカーを媒介に音と空間、そして聴き手を有機的に結び付け、そこに豊かな音楽的循環を生むことをコンセプトに活動を続ける。
>> http://www.sonihouse.net/
night cruising (ナイトクルージング)
京都を拠点とするイベント&レーベル。 2006年より数々の国内外アーティストやレーベルを招き、クラブやカフェ、寺院、ホールなど様々な会場でイベントをオーガナイズ。 イベントは京都だけでなく全国各地で開催。また海外アーティストのジャパンツアーも主宰。 2012年にはレーベル「night cruising」を始動。コンピレーションアルバム『tone』リリース。 以後もイベント/レーベルを両軸とした活動展開をみせている。
>> http://nightcruising.jp/
尾柳佳枝
1976年大阪府生まれ。大阪芸術大学デザイン学科卒業、同大学研究生修了。絵、絵に動きをつけた映像作品、本などを制作。7月1日(火)から13日(日)まで元町のspace eauuuにて 個展「うみべの平屋」を開催。
>> http://oyanagikae.net/
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