藤井厚二の「黒茶碗」と河口龍夫の「真珠になった種子からの香り」

 

「河口龍夫 − 聴竹居で記憶のかけらをつなぐ」展

 

家をめぐり、アートを感じて語り合い、3 . 1 1 で失われた記憶を呼び覚ます。
2013 年3 月、京都の大山崎で、現代美術家の河口龍夫が昭和初期の住宅「聴竹居」に作品を展示します。戦災や 震災をくぐり抜け長い時を刻んだ建物に、人間の記憶と深く結びついた種子、貝殻、匂い等が題材の河口の小作 品約60 点が展示されます。河口とゲストによるトークも開きます。東日本大震災から2 年を迎えるこの時期に、 ここでの体験が3.11 で失われた言葉や感覚、記憶を呼び覚ますきっかけになることを願っています。

また会期前の2月9日(土)に大阪・京町堀で、プレ企画としてレクチャーとワークショップも行われます。

 

展覧会 詳細
>> http://chochiku.exblog.jp/19660240/

プレ企画 詳細
>> http://atelier-michaux.com/event/AM/VM_05.html

 

河口龍夫「旅のために・一粒の蓮の種子からの香り」

 

[プレ企画]
種子に未来を託すこと

|日時:2013年2月9日(土)17:30-20:00

|場所:VADE MECVM. Showroom #2 Gallery Shop + Cafe
(大阪市西区京町堀1-13-21 高木ビル1F奥)
アクセス:地下鉄肥後橋駅より徒歩7分 / 京阪渡辺橋駅より徒歩10分

|定員:16名

|会費:4,500円(レクチャー / モイストポプリ材料 / 餅匠しづく「蓮の夜食」+お茶代込)

|講師・内容:

1部― レクチャー+茶話会(講師:森 桜)
「蓮、ひまわり、タンポポに込めた思い ― 現代美術家・河口龍夫50年の仕事」

2部 ― ワークショップ(講師:鞍田愛希子)
「積層する香り―50年薫り続けるモイストポプリ」

 

|ご予約・お問合せ:

Atelier Michaux (担当:クラタ)
Mail/ [email protected]
※ご予約の際には、参加者全員のお名前・代表者のお電話番号をお知らせ下さい。こちらからの返信は、2日以内に行っております。メール設定によっては、自動的に迷惑メールフォルダに振り分けられている場合がございますので、ご注意くださいませ。

 

 

「聴竹居」

 

「河口龍夫 − 聴竹居で記憶のかけらをつなぐ」展

|日時:2013年3月2日(土)・3日(日) 10:00-19:00(予約制)

|場所:聴竹居 京都府乙訓郡大山崎町大山崎
JR京都線「山崎」駅,阪急京都線「大山崎」駅からいずれも徒歩7分
※詳細は申込受付後、個別にお知らせします。

|見学:
3月2日(土)10:00/11:00/12:00
3月3日(日)10:00/11:00/12:00

 

[トーク1]
「アートと哲学/語ることと聴くこと、そして希望を抱くこと」
3月2日(土)14:00-16:00
話し手: 河口龍夫(現代美術家,筑波大学名誉教授,京都造形芸術大学客員教授)
鞍田崇(哲学者,総合地球環境学研究所特任准教授)

 

[トーク2]
「アートと建築/家、記憶、闇、光をめぐって」
3月2日(土)17:00-19:00
話し手: 河口龍夫 堀部安嗣(建築家,京都造形芸術大学大学院教授)
森 桜(アート・コーディネーター,当展企画者)

 

[茶話会1]
「アートと香り/触れること、嗅ぐこと、そして思い出すこと」
3月3日(日)14:00-16:00
話し手: 河口龍夫 鞍田愛希子(植物研究家,河口龍夫の香りを添えた新作制作協力者)

 

[茶話会2]
「お茶とお菓子とアートと3.11以後のくらし」
3月3日(日)17:00-19:00
話し手: 河口龍夫 森 桜

 

|会費:
見学1,300円(建物見学料1,000円込)
トーク 2,000円(見学料1,300円込)
茶話会 2,000円(見学料1,300円込,お茶と特製和菓子付)
※見学料の一部は、聴竹居の保存修復費として活用されます。

 

|定員:
見学 各20名/ トーク 各40名/ 茶話会 各25名

|申込期間: 2013年1月21日(月)から2月18日(月)まで。
※申込多数の場合は抽選の上2月22日(金)までにお知らせします。

|申込方法:
以下をご明記の上メールで[email protected](森オフィス/森桜)までお申込みください。
ご同伴者は1名様まで。
(1)希望日時(第1-第2)
(2)イベント名
(3)申込者の名前(ふりがな),職業,所属,電話,メール
(4)同伴者の名前(ふりがな),職業,所属
(5)合計人数
(6)当展へのメッセージやトークで訊きたいこと

 

|問合:
森オフィス/森 桜
email: [email protected]

 

|プロフィール:

河口龍夫

現代美術家,筑波大学名誉教授,京都造形芸術大学客員教授。1940兵庫県生まれ,1962多摩美術大学卒業,近年の主な個展に京都市美術館(1999),兵庫県立美術館(2007),名古屋市美術館(2007),東京国立近代美術館(2009),いわき市立美術館(2012).主なグループ展に「東京ビエンナーレ1970人間と物質」,「第8回パリ・ビエンナーレ」(1973),「前衛芸術の日本」(1986),「大地の魔術師たち」(1989),「大地の芸術祭・越後妻有アートトリエンナーレ」(2000,03,12),「瀬戸内国際芸術祭2010」

>> http://www.tatsuokawaguchi.com/

 

鞍田 崇

哲学者,総合地球環境学研究所特任准教授。アートをはじめ,様々なジャンルを手がかりに,現代社会における環境問題の思想的意味を問い,それを表す言葉を探究する.1970兵庫県生まれ,2001京都大学大学院修了,博士(人間・環境学).主な著書に『〈民藝〉のレッスン つたなさの技法』(編著,2012),『焼畑の地球学』(編著,2011),『古寺巡礼 高山寺』(共著,2009),主な訳書に絵本『たべることはつながること』(共訳,2009),『雰囲気の美学』(共訳,2006)

 

堀部安嗣

建築家,京都造形芸術大学大学院教授 。人の営みと風景との調和を考え,いつの時代にも変わることのない建築の価値を追求する。1967神奈川県生まれ,1990筑波大学卒業後,益子アトリエ(益子義弘)勤務を経て,1994堀部安嗣建築設計事務所設立,アートと関わりのある作品に「ある町医者の記念館」(1995),「伊豆高原の家」(1998),「牛久のギャラリー」(2001),「赤城のアトリエ」(2003),「アビターレ玉川田園調布」(2003),「KEYAKI GARDEN」(2008)
>> http://www1.ocn.ne.jp/~horibe-a/

 

森 桜

アートコーディネーター/森オフィス代表。 1965年千葉県生まれ。美術や工芸、建築の展覧会・講演会企画を通して、ものや人、場の記憶をつなぐ。1988年、筑波大学卒業。西武百貨店美術部、東京国立博物館法隆寺宝物館(非常勤)勤務を経て、1996年、森オフィス設立。展覧会企画に「mementomori」展、「聴竹居との出会い」展、パブリックアート企画に集合住宅「abitare玉川田園調布」、「KEYAKI GARDEN」、編集に『土谷武作品集』、『古伏脇司』、『memento mori』など。

 

鞍田愛希子

植物研究家/アトリエ・ミショー主宰 1980年大阪府生まれ。触る、嗅ぐ、味わうなど、植物を体内に取り込む利用法を通して、農薬を使わない切り花や苗の普及活動を行う。南フランスでかつて盛んだった精油の抽出方法、アンフルラージュを応用し、生きた植物の香りを集める講座を各地で開催。オーガニック精油の心身への利用法も紹介している。
>> http://atelier-michaux.com/

 

石田嘉宏

和菓子職人/餅匠しづく店主。 1963年大阪府生まれ。1945年創業の和菓子店の3代目。大阪に3店舗を構える。材料にこだわり、生命の源としての食のあり方を追求する。河口作品に因んだ夜食を、本企画のために考案。
>> http://mochi-shizuku.com/

 

|主催:「河口龍夫展 – 聴竹居で記憶のかけらをつなぐ」展実行委員会

|協力: いわき市立美術館,餅匠しづく,柳々堂,リレーションブリッジ,石田嘉宏,荻野和雄,河口千賀子,河口祐毅,木村幸央,小西章子,齋藤さだむ,齋藤多賀子,平野明彦,松隈章,松村智子

|後援:聴竹居倶楽部

|企画:森オフィス,アトリエ・ミショー

 

撮影:齋藤さだむ