快快公演
『Y時のはなし』

http://www.faifai.tv/


|場所:アトリエ劇研(京都市左京区下鴨塚本町1)
>>> http://stage.gekken.net/

|日時:
11/5(Fri) 19:30
11/6(Sat) 15:00/19:30
11/7(Sun) 13:00/17:30

|上演時間:75min

|料金・チケット:
前売/2,000円、当日/2,500円

|スタッフ:
作:北川陽子/演出:篠田千明/舞台監督:山崎皓司/舞台装置:佐々木文美/照明:上田剛/映像:天野史朗、佐々木文美/音響:星野大輔/音楽:蓮沼執太/衣装・人形:藤谷香子/ジオラマ:山本ゆい/“ふぁいくん”デザイン:しんぽうなおこ/宣伝美術:加藤賢策(東京ピストル)/写真:加藤和也/制作:河村美帆香

|出演:
中林舞、山崎皓司、竹田靖、天野史朗

|問い合せ:快快
>>> [email protected]

|プロフィール:
2004年結成、メンバー10人+サポートメンバーによる東京のカンパニー。ステージ、ダンスにとどまらず、常にたのしく新しい場を発信。私たちが生きている今をポップにパッケージングする、ハッピーオーラ集団。今の複雑さに向かいながらいつのまにか幸福感に満たされてゆく作品性は、たくましい都市と人そのもの。今後も日本、アジア、ヨーロッパで活動を展開!夢にまでみた21世紀、みんなで世界を盛り上げよう!

 

「初めて、ふぁいふぁいの芝居を見た時の「わけがわからない」感じは、「わけがわからない」と言う日本語そのものに潜んでいる。…とゆうことがこの前分かった。この前というのは、ふぁいふぁいが、タイの若い劇団とのコラボレイションをやった時のこと。一体どういう風に、タイの演劇人にふぁいふぁいが持っている「わけがわからない」感を伝えればいいか。その「わけがわからない」感じを…まあ、する必要もないのにコトバにしようとしたら…「かわいさ」と「ゆるさ」という二つの単語を思いついた。ところが、この二つの単語は、もはや昔ながらの意味で使われていない。試しに誰か英語に翻訳してみるがいい。「ゆるさ」なんて、大変だぞ。もちろん「かわいさ」にしたって、もはや見た目の問題だけじゃなくなってるから…。で、ハタと気がついたわけだ。「わけがわからな い」のわけは「訳」と書く。すなわち、「訳がわからない」…そもそも翻訳不能だということである。本来翻訳不能な「かわいさ」とか「ゆるさ」、すなわち「かわゆるさ」?という日本語でしか説明のつかないモノを抱え持った演劇集団が、時折、海外に行き、そして評判も悪くないと聞く。その不可解さこそが文化とゆうものなんだろうなあ…と私は一人で妙に納得している。」
野田秀樹