oval“o”
オヴァル『o』(THRILL-JP 47 / HEADZ 143)

THRILL-JP 47 / HEADZ 143
¥ 2,625(tax incl.) ¥ 2,500(without tax)
2010. 8.18 on sale(米国発売: 2010.9.7)
>>> http://www.faderbyheadz.com/

’90年代中盤、CDスキップを使用したエポック・メイキングな実験電子音響作品を世
に送り出し、エレクトロニック・ミュージックの新たな可能性を提示して世界中にフォ
ロワーを増殖させたオヴァルことマーカス・ポップ。
自らが生み出したラップトップ・ミュージックの隆盛に嫌気がさし、遂には音楽業界
からも引退してしまったマーカスが還ってきた。
オヴァル名義としては2001年の『ovalcommers』以来、マーカスにとってもエリコ・
トヨダとのユニット、soの2003年の1stアルバム以来となる新作アルバムはなんと
全76曲収録の2枚組CD。
CD1は「ミックステープ」、CD2は「スケッチブック」と自ら称し、それぞれ性格の違う作品となっている。マーカス自身がギターやドラムをはじめ全ての楽器を演奏し(全収録曲の作曲、プロデュースも本人)、それらを効果的にフィーチャーして制作されたトラックの数々は、
これまでのオヴァルのイメージとは無縁ともいえる色彩豊かで清涼感に溢れるサウンドとなっており、懐かしさえ感じさせる。
アルバムに先行して6月にリリースされた12インチ・シングル『Oh』(1000枚限定で、
発売と同時にソールド・アウトとなった)で新たなオヴァルは予告されていたが、ア
ルバムではそのサウンドを更に深化させた。
歴史的名盤の2枚『systemisch』、『94diskont.』(Pitchforkの’90年代の100枚にも
選出されている)で浸透した感受性豊かな抽象的で鋭利な電子音響の世界観を残しつ
つも、革新的かつタイムレスで、オーガニックかつ洗練されたサウンドを創り出して
いる。自らが第ニのデビュー・アルバムと位置付ける程の自信作であり、批評的でありなが
らも「音楽」愛に満ちた作品となった。最近、新しい「音楽」に出会っていないとお嘆きの貴兄には必聴の作品です。


●解説:佐々木敦、南波一海、西山伸基、バルーチャ・ハシム
●日本先行発売
●4種類の色違いの紙ジャケット仕様
●日本盤CDのみボーナス・トラック6曲(Thrill Jockeyのアナログ盤のみの収録曲)
収録
●日本盤のみマーカス自身がオリジナル・マスターよりも遥かに良いと認めた益子樹
によるリマスター音源を使用


oval biography

ドイツはベルリン在住のマーカス・ポップ(Markus Popp)によるソロ・プロジェク
ト。1993年にAta Takより『Wohnton』でアルバム・デビュー。MILLE PLATEAUXからリリースされた2ndアルバム『systemisch』(1994年)、3rdアルバム『94diskont.』(1995年)によって世界的な評価を獲得する(アメリカではこの2作品以降、現在までThrill Jokceyがライセンスを行っている)。
当初はセバスチャン・オシャッツ、フランク・メツガーとの3人組だったが、この2作の制作には2人は殆ど参加していなかった。1997年にはクリストフ・シャルルとの共演盤『dok』、1999年には誰でもオヴァルになれるというソフトウェアと同名のアルバム『ovalprocess』、2001年にエクストリームかつノイジーな『ovalcommers』を発表している。トータス、坂本龍一、ピチカート・ファイヴ他のリミックスも手掛けている。

 

『oval Japan 2010  -patchware on demand-』
2010年10月17日(日)18:00-
at CLUB METRO
Special LIVE: oval(from Germany,Berlin)
Guest LIVE: PsysEx(shrine.jp)
DJ:Dj Tatsuya(Night Cruising)

>>> http://www.metro.ne.jp/schedule/2010/10/17/index.html