リフサイン・アーカイブス

-手のチカラを今に伝える職人たち-
山本晃久と岡本幸子 展

|会期:2011年10月17日(月)~30日(日)
※レセプション:10月17日(月)19時~

|OPEN:13:00~20:00

|場所:Division(京都市中京区二条両替町上ル北小路町102 1F)
>> http://blog.refsign.net/project/2189.html

リフサイン・アーカイブスは、京都の若手の職人と、その手仕事に焦点をあて、様々な角度から紹介していくプロジェクトです。伝統工芸を基準に、京都の地で代々受け継がれている技術と文化をリサーチし収集していきます。そして、現代の暮らしや、考え方、所作に投影することで生まれるデザインやスタイル、アイデアやイメージを提案していきます。第一回目は、和鏡の職人である山本晃久さんと、京飾り房紐師の岡本さんの「作品」と「仕事」を紹介する展覧会と、それぞれへのインタビューを「Refsign Magazine Kyoto」で掲載紹介します。この機会に是非、京都の若手職人の手仕事に触れてみてください。

 

|Profile:

岡本幸子 Tomiko Okamoto

京飾り房紐師 1966年生まれ。京都の伝統技術を継承して飾り房・紐を製作する岡本啓助工房で、神社儀式用の袱紗房などのほか文化財用の飾り紐、祇園祭をはじめとする祭礼用懸装品等を手掛けている。

【飾り房・紐】 宮廷や社寺の荘厳さを表現するため古くから室内調度品などに用いられてきた房・紐は、平安期以降その結びや染色技法を多彩に発展させて祭礼品や装身具、伝統芸能などの装飾として幅広く使われるようになった。現代でも茶室や社寺、祇園祭の山鉾の装飾などを彩る飾り房・紐を目にすることができる。

「岡本幸子インタビュー」
>> http://blog.refsign.net/project/5402.html

 

山本晃久 Akihisa Yamamoto

鏡師 1975年生まれ。大学を卒業後、家業に入る。国内で唯一手仕事による和鏡・神鏡・魔鏡を製作する山本合金製作所で、神社の御霊代鏡や御神宝鏡の製作、博物館所蔵の鏡復元等に携わっている。

【和鏡】 古代、祭祀等で使用されていた鏡は神の依代であり、高貴な地位の象徴でもあった。平安時代からは生活用具としても一般に使われるようになり鏡背の文様も各時代の特徴が顕著になる。また、江戸時代に隠れキリシタンたちが礼拝の道具として考案した魔鏡は日本独自の工芸技術として注目されている。

「山本晃久インタビュー」
>> http://blog.refsign.net/project/5432.html

 

|企画:e・感性価値研究所 >> http://e-kanseikachilabo.com/
|監修:米原有二(ライター、サクラエディトリアルワークス >> http://www.sakura-ew.net/)
|デザイン:Refsign >> http://blog.refsign.net/

|INFO:
山本晃久さんの作品は、京都造形大学で10月15日 (土)~ 10月28日(金)に開催される「京都・フィレンツェ の伝統を未来につなぐ職人技「時の贈りもの」」にも展示されます。