-世界の真ん中で、時間を飛び越えたような-

 

丹後の海で、溺れかけた事がある。
荒波に身体がもまれて前後左右上下不明になり、大量に海水を飲んで、自分の場所さえもわからなくなりそうになった。

岩倉の山で遭難しそうになったことがある。
日が暮れだすと色が無くなって、自分も見えにくくなって、とにかく下った。
傷だらけだった。

こうした、ふと自分の日常感覚を奪われる事柄に出会うことは稀に訪れる。複数人にフルボッコにされたり、車やバイクで事故ったり、どこか高い場所から転落したり。

骨折した、救急車で運ばれたというような結果ではなく、いま正に空を飛んでいます、溺れてる最中です、というプロセスの中で、皮膚や耳やのどが感じている、聴いている、乾いているリアルにはある種の奇跡がある。
言い方を変えれば、日常と時間を飛び越えた時の身体が持つ感覚は、精神的な信頼を得たとき、快感へと変わる。そんな気がする。

 

contactGonzoたちは、遊びの中で風を切り、岩や木・地面に身体をぶつけ痛みのとともに生まれる面白さを知った。それは、傷つけることが目的ではなく「着地するまでに3回身体をひねる、あの岩に飛びつけば次のあの岩までいける」のように到達するためのルールの中で、「できた、届いた、あとちょっと」と筋肉が知る喜びのようなものだ。

 

そんなcontactGonzoたちが山や街でそういった遊び・トライアルの中で聴いている音をこの週末、伊丹で体験出来るらしい。
彼らを中心に世界がどう聴こえるか。「劇場で聴くcontact Gonzoのフルアルバム」の正体とは。

それは残暑の厳しい2012年・9月、最も怖いお化け屋敷なんじゃないかとびくびくしている。

 

>> http://contactgonzo.blogspot.jp/

 

contact Gonzoサウンド・パフォーマンス+写真展
『Abstract Life《世界の仕組み/肉体の条件》』

総合ディレクション・構成・演出:contact Gonzo(塚原悠也、mikahip-k、金井 悠、松見拓也、小林正和)
録音・エンジニアリング・編集:西川文章

殴り合いともダンスともつかない身体の接触、即興的なパフォーマンスが持ち味 のcontact Gonzo。今作は、舞台にパフォーマーは現れません。
音などの仕掛けによって、そこにい ない身体を感じさせる実験的なパフォーマンスです。いうなれば、 「劇場で聴くcontact Gonzoのフルアルバム」。テニスコーツ・植野隆司さんなどのミュージシャンの参加、山や川でのフィール ドレコーディング等による迫力ある音空間を体感してください。
また、同時に行う写真展、各回の終演後に放送する「ゴンゾ・ラジオ」など、多角的なアプローチで「世界の仕組み」と「肉体の条件」について思考します。

 

作品について、塚原悠也さんのインタビュー
>> http://www.aihall.com/take_a_chance/interview.html

 

|日時:
2012年9月
13日(木)19:30
14日(金)19:30
15日(土)13:00/16:00 /19:30
16日(日)13:00 /16:00

 

|定員:各回30人

 

|場所:アイホール(JR伊丹駅前)

 

|料金:
前売/1,500円
当日/1,800円

 

|チケット予約・問合せ:アイホール
[email protected]
072-782-2000
>> http://www.aihall.com/lineup/gekidan13.html

 

関西を拠点とするパフォーミング・アーティストとの共同製作事業
Take a chance project028