日本ブランドが世界を巡る

パッケージを制する者は世界を制する!

海外のスーパーマーケットや雑貨店を巡ってみれば、日本で見慣れた生活用品や食品のブランドが棚に並んでいることに気づく。しかし、日本で販売している製品をそのまま輸出して受け入れてくれるほど、世界は甘くない。国や地域によって受け入れられるデザインが異なれば、進出する企業のアプローチにも違いがある。時には姿を変え、形を変え奮闘する日本ブランドの秘密を豊富な写真から探る。

デザインで海外進出!
全21ブランドの写真から海外でヒットするパッケージデザインの秘密を探る。

●卵がいり卵になる「チキンラーメン」
●香港で増殖する「出前一丁」
●米国ではえびのイラストはNG「かっぱえびせん」
●シズル感のある「ヤンヤンチョコ」
●日本発を押し出す「キシリトールネオ」
●紅葉をまとった「ヤマサ醤油」
●各国の人に分かりやすい工夫をこらす「味の素」
●さしみや寿司の写真が大切「醤油ベース調味料」
●オーセンティックな日本を演出「チューブ入りわさび」
●消費者の特殊な心理を反映した「伊右衛門」
●茶色ではなく金色に瓶が輝く「サントリービール」
●明るさが受ける中国の「氷結」
●グーのパンチが力強い「リポビタンシリーズ」
●プレミアム感を演出する「マイルドセブン」
●袋が自立する「アタック」
●蚊のイラストがリアルな「蚊取り線香」
●パッケージの統一が図られる「サロンパス」
●心をつかむネーミングとデザイン「使い捨てカイロ」
●髪の長さが違う「ギャツビームービングラバー」
●日本人ほどこだわらない「ボールペン」
●選びやすさを重視した「DVDメディア」

(NIKKEI DESIGNより引用)

日本ブランドが世界を巡る

  • 著者:渡部千春
  • ISBN:9-784-8222-6467-3
  • 定価:2,415円(本体円2,300+税5%)
  • 判型:A5変型
  • 頁:126ページ