なかもと真生 家庭展示「境界線/不在」at 西院久田町貸家

日程:2010年9月18~26日(水・金休み)13:00~19:00
※18:30を過ぎるとほとんど見えなくなります。

場所:西院久田町貸家(阪急西院駅より徒歩10分) 京都市右京区西院久田町73-6
※展示には底が厚く露出の少ない靴でお越しください。
露出の多い靴や、不安定な靴で来られた場合、一部ご鑑賞いただけない場合があります。

 

西院久田町貸家にて、5回目にして最後となる家屋展示「境界線/不在」を行います。

2007年1月、夕方17:00から翌朝7:00にかけて、ほとんど何もない一軒家(6畳2部屋、4.5畳1部屋)の室内空間を解放した事をきっかけに、家庭展示をはじめた。
その時の展示は戸外から差し込む街灯や、日没、日の入りの時刻の弱い日光によって、資格曖昧に浮かび上がる空間自体を観せるというものだった。その後も、屋内展示では外光を取り入れることが多かったし、屋外でも太陽光の影響を受けることを前提に作品を制作してきた。
今回は日中の展示なので、晴天ならば日中から夕方にかけて室内全体が明るくなるし、日暮れから夕闇にかけては、室内全体が徐々に夕闇になって行き、最後にはほとんど見えなくなる。
これは外光のサイクルと、外光そのものを主体として成立する展示の在り方と言える。

 

なかもと真生
愛媛県新居浜市出身、京都在住のアーティスト。
廃棄物を使用した大型のインスタレーション作品の発表を中心に、京都、東京を中心に活動。
個人名義以外にも、2005年より、愛知在住の映像作家、小原志門とのユニットmasakishimonとしても活動。
2008年12月のイベント“KYOTO音響の変”では、キュレーション、照明、デザインなど幅広く担当する。
http://www.nakamotomasaki.jp/