松嶋由香利「軽業修行」at Kodama gallery

作家名:松嶋由香利(Yukari Matsushima)
展覧会名:軽業修行

会場:Kodama Gallery  >>> http://www.kodamagallery.com/
京都市南区東九条柳下町67-2

会期:8月28日(土)より10月2日(土)まで
営業時間:11時-19時 日・月・祝休廊

児玉画廊(京都)で、8月28日より10月2日まで松嶋由香利個展「軽業修行」が開催されます。

今回の「軽業修行」では、浮世絵で見た江戸の軽業や、あるいは大道芸、サーカスなどにインスピレーションを得た作品を発表します。
松嶋は、心に浮かぶ漠然とした完成図とも世界感とも言えるイメージ群をキャンバスに描き取っていくように画面を構成していきますが、そのきっかけたるイメージをどれに定めるかによって作品に様々な展開が生まれます。
例えば「綱渡りをする子供」というイメージを発端とすれば、それを取り巻くようにたなびく飾り布が描かれ、そして花が舞い散る幻想的な月夜の響宴が賑やかに立ち現れていく、といったように、次々と目眩くイメージの連想が、膨張したり凝縮したりしながら画面上に繰り広げられています。
無秩序に寄り集まったように見えるそれらも、些細ながらもどこかでイメージのつながりを持っていることで、一つの舞台演出のようにその作品の物語を形作っていきます。
軽業師が見せる離れ業の危なっかしさに緊迫しつつも、恐いもの見たさで目が離せない、相反する感情が入り交じった楽しさのそれに似て、奇妙な物、日常からズレた現象が纏う不穏な空気を逆手に、お気楽なおかしみへと変容させてしまう今回の個展は、それ自体がどこか享楽じみた演芸のようで、まさに「見てのお帰り」の呼び声よろしく、期待感に胸も躍るようです。(プレスリリースより)

同時開催:
Kodama Gallery Project 24
八木修平「drive」
2010年8月28日 – 10月2日