REFSIGN MAGAZINE HTMLVER

視覚からの情報と認識。 2009/09/08 05:23 PM

先日NITで丹下さんのお話を伺ってきた、というのは、
佐野さん徳田さんと素晴らしいエントリされているので、
会場の空気感はおふた方にお任せして、
僕はその日から感じている視覚への興味を少し。

NITで映像作品に触れ、お話を伺い、
ワークショップでも視覚情報から起こるイメージに対する考察をしてみたり、
その後Refsignメンバーでの食事中に視覚情報がいかにいい加減か、
みたいな話で盛り上がったり、視覚からの認識って、主観的でいい加減で、
それでもそう見えてる真実もあり、なかなか面白いなぁと。

本当か嘘か知る由もないですが、
オーストラリア先住民の人々は、初めて白人が船に乗って訪れたとき、
あまりに巨大な人工物だった船を視覚で認識できなかったそうです。

また、アフリカのとある部族の人々は虹を見て、2色に見えるそうです。

身近な話では、空に浮かぶ月も、天頂にあるときは小さく、
地平に近いときは大きく見えるのも、
人間の認識がそうさせていると聞いたことがあります。

いずれも視覚から情報を認識して何かを感じている訳で、
それって初対面の人を見て、優しそう、とか怖そう、って話も、
景色を見て心が震える感覚も、はたまた広告に心が動いた経験も、
考えてみればすごく近しいのですよね。当然ながら再確認です。

それがなんだか楽しく、なんとなく愛おしかったりして、
最近は自分の視覚から入ってくる情報に心を開き、
それに向き合うことで遊んでいます。

たとえば、このエントリは、とあるカフェで、
次の打ち合わせまで空いた時間の中で書いているのですが、
僕の斜向かいの席で今まさに行われている、
中学生ぐらいの女子2名と芸能関係者に見えるおじさんの、
聞こえそうで、聞き取れない会話をしてる様なんて、
なかなかのシチュエーションだったりする訳です。

いえ。妄想とかそういうのじゃないですよ。
視覚からの情報と、その認識に向き合っているのです!

屋上BBQ 2009/08/17 10:18 PM

毎年、五山の送り火の日は自宅の屋上でBBQをしています。
以前のエントリでも触れた屋上菜園で育てた野菜を、
収穫してすぐ七厘で焼くというぜい沢をさせてもらいます。
シシトウと伏見甘長に空豆を焼いてみました。

僕の自宅からは大文字と舟形のカケラしか見えませんが、
それでもなかなか風流なものです。

例年は13日にお迎えに墓参りにいくのですが、
仕事でバタバタしていたので、14日に墓参りに行き、
なんとかしっかり送り出せたかなーとか思っています。

毎年この日を境に徐々に涼しくなる気がするのですが、
今日はほんと、夏真っ盛りな暑さでした。

まさゆき地図。 2009/07/29 09:52 PM

ドラゴンクエスト9をやっています。
最近ドラクエ9をとりまくリアルで面白いことが起こっています。

今回のそれには、すれちがい通信、という機能がありまして。
名刺交換みたいなものでしょうか。
NintendoDSの無線機能を利用したもので、
かばんの中にDSを入れておけば、おなじプレイヤーが近くにきたとき、
知らぬうちにそれぞれ、データがやりとりされているという感じです。

すれ違いざまには宝の地図をコピーして渡すことが出来て、
ユーザはそこで新たな宝の地図をゲットし、新たな冒険をしたりする訳です。
もらった地図には誇らしげに発見者の名前が刻まれてます。

そんな中、まさゆき地図、と呼ばれているものが、
まるでウイルスが広がるようにじわじわと、この国に蔓延しだしているのです。

はじまりは、まさゆきというプレイヤーが見つけた一枚の宝の地図でした。
この国のどこかの誰かである、彼が見つけた宝の地図には、
メタルキングしか出ないエリアがありました。
ドラクエをプレイした経験がある方は、
その一言だけでまさゆき地図のヤバさが伝わると思います。

メタルキングは滅多に現れず、さらに非常に倒しにくいのですが、
討伐時にもらえる経験値というスコア的なものが、
通常よりも数倍良い、効率のいいモンスターなのです。
それしか出てこないなんて、完全ボーナスステージです。しかもケタ違いの。
今までのドラクエの価値観がひっくり返るぐらいの衝撃事実なのです。
もう、みんなが欲しいイイイイィイイ!ってなるものです。

その地図は、まさゆきの手から、すれちがい通信を経て、彼の街に住む人の手に。
さらに人から人の手にわたり、ネットワークで話題になります。
メタルキングしか出てこない地図があるらしい、と。

地図に記された発見者の名前は、まさゆき。
いつしかネットワークではまさゆき地図と呼ばれるようになり、
何日に新宿で確認した、だの、何日には名古屋に入ったらしい、だの、
ゲームを飛び出して、人から人へ。日本全土にじわじわと。
まるで少し前にニュースで聞いた新型インフルエンザのそれのように。

いいもの、伝えたいものをみんなでシェアして、広がっていく。
まさゆき地図は広告ではないですが、バイラル的ですね。
バイラル、の語源はウイルスですが、まさに、な感じで面白い話です。

夏です。 2009/07/27 08:25 PM

軽くバタバタとしてまして、久しぶりのエントリです。
忙しい、は言い訳ですしね。言うてはダメです。
時間は、つくる、ものですから!

と言うわけで、カレンダー的に夏です。
だのに今年はまだまだ涼しいですね。
たぶんまだ梅雨明けもしてないですし、雨も多く、
もうすぐ8月なのに、夏キタアアァアアアってなれない感じ。
夏男の僕としては、少し物足りない気がしています。

とは言え、我が家の屋上菜園の夏野菜たちは、
青々とした葉を伸ばし、生命の熱を僕に感じさせてくれます。
生命といえば、葉の裏にたまに虫のタマゴが整列してたりします。
この日もゴールドなタマゴを見つけて、マクロ撮影してみましたが、
激グロ画像な仕上がりだったので、アップは控えようと思います。

シシトウをすこし収穫しました。
焼いてしょうゆ&カツオブシで食べましたが、
例年に比べ、味がしっかりしていませんでした。
あまり天気がよくないからでしょうか。

オクラの葉を間引きしました。
なかなか大きくなります。うちの娘と比較。

枝豆はまだまだ時間がかかりそうです。

僕は夏男なのか、夏になると食欲もモリモリです。
生まれてこのかた、夏バテ知らずでやってきてます。
そんな夏待ちの僕に、そ知らぬ顔で、空は今日も暗く。
早くムクムクの入道雲でもって、僕をニヤニヤさせておくれ。

情熱という来客。 2009/07/12 09:52 PM

今週は多忙につき週末も休まず仕事をしっぱなしでした。
そんな週末だったのですが、金曜の夜、
うちのFlasherひろ子がおともだちを連れてきました。
シナチクくんと、イケコウくん、そしてこのRefsignを構築した能宗くん。
大阪てら子で知り合ったFlasherさんみたいです。

みんなでスクラップさんのイベントに行ってきた帰りだそうで、
深夜0時を回ったぐらいにやってきまして、
とりあえずうちにあるスト2で適当に遊んだあとは、
4人してずっとFlashとWEBの話をしてました。

僕はワイワイと喋ってスト2して仕事に戻って4時ぐらいに帰ったのですが、
彼らその後、さくっと松屋でゴハン食べて、
7時ぐらいまでFlashとWEBの話してたらしい。すごいなぁ。みんな頼もしい。
情熱っていいですね。なかなか刺激的でした。

初めての融合、いたしました。 2009/07/09 05:30 PM

軽くバタバタとしてまして、久しぶりのエントリです。
忙しい、は言い訳ですしね。言うてはダメです。

今年の七夕は満月だったみたいで、
晴れたらなんとなくいい感じやなぁとか思っていたら、
ガッツリ雨でした。残念です。

さて、今日、とあるミーティングで初めての会社さんに訪問してきました。
京都の会社なのですが、席につくなり、クリエイティブ系の方から、
実は、高田さんのことは知ってるんですよ、との意外なことばが。
お話をうかがってみると、Refsignをご覧になっていて、とのこと。

なんとも嬉しい気分になりました。
まさにヘッダにも書かれている「ネットとリアルの融合」ですね。
本人さんの意向で会社名、お名前とも伏せた感じですが、
SONGBIRD DESIGN STOREの近所にお住まいだそう。
さらに、先日ごはんをご一緒させていただいた、
メフィラスさんのブログも良くご覧になっているとのこと。奇遇です。

今後ますます「ネットとリアルの融合」を実現すべく、
リアル強化ってことで、ごはんでも行きましょう!

お食事とヱヴァンゲリヲン。 2009/06/30 12:08 AM

金曜日は佐野さんのお誘いでお食事に。
大阪の株式会社メフィラスの川崎さんが来られるとのことで、
SONGBIRD DESIGNの徳田さん、Refsign佐野さん、
そして僕でお会いさせていただきました。

川崎さんはこの日、皆と初対面な感じだったのですが、
なんと徳田さんと中学時代の同級生だったそうです。
この日、会うまで解らなかった、なんともステキな巡り合わせです。
20年の時を超えて再開する二人は、これからどう絡んでいくのでしょう。

仕事の話もそこそこに、深い話で始終盛り上がりました。
ありがとうございます。また行きましょう!

そして日曜は公開をこっそり心待ちにしていた、
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破をFLAKWORKSスタッフ総出で鑑賞。

・・・語ろうと思えば言葉は次々に紡がれるのですが、
駄文も長文になるので、ここは、素晴らしい、のひとことで。
本当に素晴らしかった!もう1回観たい!

Tシャツとお食事。 2009/06/25 08:47 PM

昨日はTee'mで作ったTシャツのサンプルを渡しがてらお食事でも、
と、KOG江南さんにお誘いいただいたので、
Tee'm参加クリエイターの亮太くん、
いろは出版の橋住さんとお食事に行ってきました。
ケラケラと笑い話に花が咲きました。またぜひ行きましょう。

で、サンプルです。僕はTシャツづくりのノウハウが無いので、
色とか細かいところはお任せします、とお願いしたのですが、
それが功を奏して、すばらしい出来あがりでした!

KOG7周年の記念バンダナも頂きました!
左手に写ってるのはちょっとした7周年挨拶状みたいなのです。
これがまたかわいい。

裏面には挨拶文と彼らの名前が書いてありました。
ワイルドガンマン!かわいい!いいなぁ。

Tee'm、始まってます! 2009/06/22 07:35 PM

すっかり乗り遅れてしまいました。
KOGさんの呼びかけで集まった11人のクリエイターによる、
TシャツセッションTee'mの販売が開始されました。
僕も及ばずながら名を連ねさせてもらっています。
僕のTシャツはPC-6001をモチーフにカレッジT風味に仕上げました。

Tee'mのサイトでは書けなったPC-6001についてと、
それにまつわる僕のパーソナルな部分を少し語りたいと思います。

PC-6001は1981年発売のNEC製のマイコンで、
8ビットのホビーパソコンの代表格と言われています。
記録メディアはカセットテープ、TVに出力するマシンで、
父親がパソコン関係の仕事をしていた為か、気づけば家にあった、という感じでした。

小学校1年生の僕はとにかくゲームがだいすきで、
宿題そっちのけでファミコンでゲームをプレイするばかりの毎日。
PC-6001にもゲームがあると知れば、その欲求は止まることを知らず、
父親の会社に出向いてまでゲームソフトを借りていました。
そのソフトがカセットテープに保存されていた衝撃は、いまも忘れることができません。

そんなある日、僕は1冊の本に出会い、さらに衝撃を受けることになります。
すがやみつる先生の、こんにちはマイコンという解説書。
ゲームセンターあらしがBASICを教えてくれるという、バリバリの80'sのそれには、
コンピュータ、プログラムとは何か、というところから、
簡単なブロック崩しのサンプルコードまで記されていたと記憶しています。

BASICはすべて英語で書かれていて、まったく何か理解できなかったのですが、
今まで電源を入れれば始まっていたゲームの裏側を垣間見た瞬間でした。
僕はこの世で誰も知らない真理に触れたような気分になり、
その、ちいさな手はキーボードをタイプしはじめます。

「この文字をすべて打ちこめば、ゲームが作れるんだ」

そんな想いに押されるちいさな背中は、
その数日後、人生で初めての挫折を覚たのでした。

と、コイツは僕のクリエイティブマインドを支えた愛機であり、ルーツです。
懐かしく思った方も、初めてこんなマシンがあることを知った方も、
このクールなマシンのキーボードとBASIC起動メッセージが刻まれた
Tシャツでこの夏をBASICにキめてみてはいかがでしょうか!

「意識」というもの。 2009/06/19 12:59 PM

みなさんと同じように、僕も日々の生活で、
いろいろと、人ともモノともコミュニケーションを取っています。
それはお仕事を通してだったり、プライベートだったり。
新しいつながりだったり、旧知の仲だったり。
刺激を受けたり、ヘコんだり、笑ったり、嬉しかったり、悲しかったり。

僕はそんな中でたまにふと、気になってしまうことがあります。
気になりだすと気になる。靴に入った極小の砂利みたいに、です。
たぶんそれは「意識」ということばで乱暴に括れると思うのですが、
なにぶん極小の砂利的に感じるものですので、言い切ることが出来ません。

松倉くんのエントリで語られる、
学ぼうとする姿勢の件も、僕はこれと相似の関係のような気がしています。

何かに対しての「意識」です。
または、姿勢。はたまた、想い、でしょうか。
それってもはや、ライフスタイルでもあり、
他人のそれを紐解こうとするならば、それは相当な深層までつながっており、
生きるってなによ的な問答にまで発展してしまう危険もはらみ、
僕は違和感を感じていても、なかなか及び腰になってしまったりする訳で。
そこはたぶん、自分で自身の深層にダイブしていくものなのでしょう。

僕のこの、他人に対してのへっぴり姿勢が露呈するエントリで、
みなさんの奥の奥に鎮座されてます「意識」括ったものを、
ぺらっと見直してもらう機会になればいいなーと。
日々がほんのちょっとだけしんどくなる代わりに、
すごく楽しい何かを得れる、ような、そんな気がするのです。

そのとき、自分には強い意識があった!って言う人は、マイ進あるのみ、ですね。
人でもモノでも、仲間と一緒にガンガン進んでいきましょう。
あ、まぁそんな人は日々そういう内面に向き合う作業を
意識的/無意識的に関わらず行っておられると思いますので、
オマエに言われるとかねーよ!と思っておいてください。

で、もし、特にそんなのないよぅーって思った方。
悲観しなくてもいいです。ごく近い周り、を見渡しましょう。
何かあるはずです。誰かいるはずです。
ちょっとだけ、真剣に考え、感じ、想ってみませんか。
僕に僕の役割があるように、あなたにも、それ、が必ずあります。
それはたぶん、日々がほんのちょっとだけしんどくなる代わりに、
すごく楽しい何かを得れる、ような。僕にはそんな気がしてならないのです。