ファンクション・ディスファンクション 展 アダム・シルヴァーマン アルマ・アレン アニ・カステン at TKG エディションズ京都 / TKG セラミックス
「alma」
Alma Allen
3 footed bronze bowl
© Alma Allen
Courtesy of Tomio Koyama Gallery
ファンクション・ディスファンクション 展
アダム・シルヴァーマン アルマ・アレン アニ・カステン
|日程:2012年6月8日(金) – 7月14日(土)
|開廊時間:火曜日−土曜日、11:00−19:00
|休廊日:日・月曜日、祝祭日
|場所:TKG エディションズ京都 / TKG セラミックス (京都)
京都市下京区西側町483番地(西洞院通 / 新花屋町通 西南角)
>> http://www.tomiokoyamagallery.com/
|オープニングレセプション:6月8日(金) 6:00 – 8:00pm
*[アーティスト・トーク] ギャラリー内 :6月8日(金) 6:00pm -(ご予約不要)
|展覧会について:
「ファンクション・ディスファンクション」(機能的なもの、そうでないもの)と題された本展は、アダム・シルヴァーマン、アルマ・アレン、アニ・カステンの3人のアーティストによる日常使いの作品と彫刻作品で構成されます。シルヴァーマンとカステンはセラミックの作品を、アレンはウッドボウル、ブロンズのボウルや彫刻作品を展示します。この3人のアーティストは、機能的な作品と彫刻作品の中間の部分を大切にしていることで共通しています。それぞれの普段使いの作品は、表情豊かで彫刻作品のような存在感をもっており、また彼らは同じ素材や技術を彫刻にも用います。あるいは逆に、彫刻作品を制作するための素材や方法が、後に日常使いの作品で使われることもあります。またこの3人は、表現方法はそれぞれ異なるものの、自然に関わる作品を制作していることでも共通しています。彼らの作品の豊かな世界が出会う、初のグループ展を是非ご高覧下さい。
|作家プロフィール:
アダム・シルヴァーマン
アダム・シルヴァーマンは1963年、ニューヨーク生まれ。ロードアイランド・スクール・オブ・デザインで美術と建築を学び、以後ロサンゼルスを拠点に活動しています。ファッションブランド「X-Large」「X-Girl」の創設メンバーとしても知られます。2003年に陶芸の工房Atwater Potteryを立ち上げ、2008年よりロサンゼルスのHeath Ceramicsのスタジオ・ディレクターとして活動。溶岩のような独特のテクスチュア、有機的で感覚的なフォルム、コバルトブルーなどの印象的な色などは、それらが地中や海、あるいは別の惑星のものであるような、抽象化された自然を感じさせます。アメリカ各地や日本などで展覧会を多数開催、大型のインスタレーションなども手がけます。現在ルイス・カーン建築にレンゾ・ピアノの新館が建設中、近隣に安藤忠雄建築がある、テキサスのKimbell Art Museumの建設現場から採取した土などの素材を使って作品を制作するという、「Reverse Archaeology」プロジェクトを進行中。常に新しい表現の可能性を追究しています。
>> http://www.atwaterpottery.com/
アルマ・アレン
アルマ・アレンは1970年、ユタ州生まれ、カリフォルニアのヴェニスで作品を取り扱うショップ「Pearce」をパートナーのナンシー・ピアースと主宰した後、現在は同州のジョシュア・ツリーを拠点に活動しています。国立公園で知られるジョシュア・ツリーの砂漠のなかで制作するアレンにとって、自然は制作の中心となるものです。集めた木、石、鉱石などを素材として、まるで自然の姿であるかのような、有機的なフォルムをもつ作品を制作しています。素材の声を聞き、感覚や本能を大事にしながらつくるという彼の木のテーブル、スツール、ボウル、石の彫刻などの数々の作品はどれも、違った個性や大地の匂い、暖かさ、生き物のようなエネルギーがあり、多くのコレクターに愛されています。ニューヨークやカリフォルニアなどで展覧会を開催、日本では昨年アダム・シルヴァーマンとの二人展を東京のPlaymountainと大阪のdieciで開催しました。作品は「Architectural Digest」や「Wallpaper」など、多くの雑誌等に取り上げられています。
>> http://www.allenpearce.com/
アニ・カステン
アニ・カステンはミシガン大学卒業後、イギリスのシュロップシャーで陶芸家ルパート・スピラに師事しました。ミニマリステッィクなフォルム、シンプルな美に影響を受け、バーナード・リーチらにつながる系譜を受け継ぎます。その後ネパールのカトマンズへ渡り5年間滞在。伝統的な技術や素材に触れ、よりプリミティブな作品を制作したほか、助成金を得て、カトマンズ郊外の村Thimiに陶芸の工房を設立しました。帰国後はオークランドや、メリーランドのマウントレーニアのアーティスト・イン・レジデンス「Red Dirt Studio」で制作し、現在は同州のブレントウッドで工房を構えています。カステンは様々な伝統技術や素材に出会い、文化を吸収しながら独自のスタイルを築いてきました。グループで制作されることが多く、雨風にさらされたような風合いをもつ彼女の作品は、生と死のサイクルを示唆するとともに、自然(植物や岩など)と人工(建築など)、またモダンでミニマリステックな感性と自然や土着の感覚を併せもっています。
>> http://www.anikasten.com/
「ani」
Ani Kasten
Birch Bottle Forest
2011
wheel-thrown black stoneware with slips, oxide washes and basalt
h. 40.6 – 60 x d. 10.2 cm
© Ani Kasten
Courtesy of Tomio Koyama Gallery
「adam」
Adam Silverman
Untitled
2011
Stoneware Pot
30.5 x 30.5 cm
© Adam Silverman
Courtesy of Tomio Koyama Gallery
|お問い合わせ先:
小山登美夫ギャラリー 京都 / TKGエディションズ 京都
プレス担当:藤川二葉 TEL:075-353-9994
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