レクチャー
ウィリアム・ケントリッジ「宿命からの逃走——《時間の抵抗》について」

 

|日時:2014年2月22日(土)13:00–15:00

|会場:先斗町歌舞練場
京都市中京区橋下町130(先斗町三条下ル)

 

「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015」の開催一年前のプレイベントとして、南アフリカの美術家ウィリアム・ケントリッジの大規模映像インスタレーション作品《時間の抵抗》[原題:The Refusal of Time](2012)の展覧会に関連して作家本人によるレクチャーが先斗町歌舞練場で開催されます。

 

|講師:ウィリアム・ケントリッジ 
(作家自身が、展示作品《時間の抵抗》について語ります。)

|言語:英語(日本語逐次通訳あり)

|定員:350名

|入場料:無料(申込不要)

PARASOPHIA-京都国際現代芸術祭
>> http://www.parasophia.jp/

 

|プロフィール:

ウィリアム・ケントリッジ

1955年南アフリカ共和国ヨハネスブルグ生まれ、同市在住。2010年に第26回京都賞受賞。「動くドローイング」とも呼ばれる素描をコマ撮りした手描きアニメーション・フィルムをはじめ、版画、インスタレーション、パフォーマンス、人形劇、オペラなどに幅広く取り組んでいる。また、俳優、演出家、著述家など多彩な分野でも活躍している。1999年にカーネギー賞1999/2000、2003年にカイザーリング賞、2008年にオスカー・ココシュカ賞、2010年に第26回京都賞(思想・芸術部門)を受賞。2001年から2003年まで大規模な個展がハーシュホーン博物館と彫刻の庭(ワシントンD.C.)、ニュー・ミュージアム・オブ・コンテンポラリー・アート(ニューヨーク)ほかアメリカ国内と南アフリカ共和国を巡回。2009年から2012年にかけて個展「ウィリアム・ケントリッジ 5つのテーマ」展がサンフランシスコ近代美術館、ノートン美術館(フロリダ州ウェストパームビーチ)ほか欧米とイスラエルを巡回。演出を手がけたオペラ作品にはモーツァルト作曲『魔笛』(2005年から2011年にかけてモネ劇場などで上演)、ドミートリイ・ショスタコーヴィチ作曲『鼻』(2010年から現在にかけてメトロポリタン・オペラなどで上演)など。国際展への出品は、1996年の第10回シドニー・ビエンナーレ、1997年のドクメンタ10、1999年の第48回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際美術展、2000年の第3回光州ビエンナーレ、2001年の横浜トリエンナーレ2001、2002年のドクメンタ11、2005年の第51回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際美術展、2008年の第16回シドニー・ビエンナーレ、2012年のドクメンタ13など多数。2008年に文化庁の招聘により初めて京都に訪れ、同志社大学、京都国立近代美術館、丸の内カフェ(東京)で講演会を行う。2009年から2010年に個展「ウィリアム・ケントリッジ——歩きながら歴史を考える:そしてドローイングは動き始めた……」が京都国立近代美術館、東京国立近代美術館、広島市現代美術館を巡回。同展の会期中には、2008年に第16回シドニー・ビエンナーレで初めて上演したレクチャー/パフォーマンス「I am not me, the horse is not mine」を京都(京都会館、2009)と広島(南区文化センター、2010)で行う。2010年には京都賞の受賞のために来日し、三度目の入洛となる。《時間の抵抗》(原題:The Refusal of Time、2012)の制作過程において、2011年にピーター・ギャリソン、フィリップ・ミラーと共にパリのル・ラボラトワールの「experiment No 12」として「The Negation of Time, Prologue」展を開催し、ヨハネスブルグのマーケット・シアターで二週間に渡るパフォーマンスのプログラム『Refuse the Hour』を上演。作品の制作後には同名の、およそ1時間25分のオペラ『Refuse the Hour』を第66回アヴィニョン演劇祭(フランス・アヴィニョン、2012)で初演。

 

<Exhibition>
ウィリアム・ケントリッジ 《時間の抵抗》

[会期]:2014年2月8日(土)~ 2014年3月16日(日)
[時間]:11:00~19:00(入場は18:30まで)、毎週水曜休み
[会場]元・立誠小学校 講堂
京都市中京区備前島町310-2

>> http://www.parasophia.jp/events/a/william-kentridge/