溶ける魚 ─ つづきの現実 展 at Gallery PARC
溶ける魚 ─ つづきの現実 展
|会期:2013年1月10日(木) ─ 1月20日(日)11:00~19:00
*月曜休廊・最終日18:00まで
|場所:Gallery PARC 【第2会場】
京都市中京区三条通御幸町弁慶石町48三条ありもとビル
[ル・グランマーブル カフェ クラッセ]2階
>> http://www.galleryparc.com
「溶ける魚 – つづきの現実」 Web
>> http://tokeru-sakana.jimdo.com/
|オープニングレセプション:
[開催日時]:1月12日(土)
[会場]:
1)京都精華大学ギャラリーフロール 15:00~16:30
2)Gallery PARC(ギャラリー・パルク) 17:30~19:00
*オープニングレセプションは同日に2会場を移動して行います。
ギャラリー・パルクでは、2013年の最初の展覧会として、 1月10日[木]から20日[日]まで「溶ける魚 ─ つづきの現実」展を開催いたします。
本展は荒木由香里|衣川泰典|木村了子 + 安喜万佐子|高木智広|中屋敷智生|花岡伸宏|林勇気|藤井健仁|松山賢|満田晴穂|麥生田兵吾の10名+1組の現代美術作家の企画によって自主企画されたもので、京都精華大学ギャラリーフロールと同時開催でおこなわれるものです。ジャンルの異なる作家達が「シュルレアリスム」というテーマに取り組むことで、自身の表現を深める機会にするとともに、新たな表現展開の可能性を探求し、自らの表現を再確認する機会として企画されたものです。
シュルレアリスムは、戦争や経済恐慌などにより憔悴していた20世紀初頭のヨーロッパにあって、1924年に文学者アンドレ・ブルトンが発した「シュルレアリスム宣言」を起点とする芸術運動であり、無意識や偶然性、夢や本能、幻想、神話、共同性をキーに、既存の論理や理性を超えて自身の内なる領域を探索し、そこに新たな美や豊かなイメージの世界を発見したものです。
それまでの倫理や価値観が大きく転換していく現実を前に、『芸術家は果たして何を考え・何をなすべきか?』という自問に対し、『自らの生み出した作品そのものによって真摯に現実と向き合う』という当時のシュルレアリスト達の態度は、「不安・恐怖」から目を背けるのではなく、美術家がより自身(=人間)の内面へと興味を持ち、そこに揺るぎない真実を見いだそうとしたものであり、それは、当時の時代背景に類似点の多い現在の日本の美術作家たちにとっても、多いに参考となるものといえます。
本展のタイトル「溶ける魚」は、アンドレ・ブルトンが1920年代に執筆したシュルレアリスムを代表する文学作品の題名から引用されており、10名+1組の美術作家が、現実から遊離・逃避した空想や幻想でも、現実そのものの是認や肯定、複製でもなく、自らの精神の内奥を見つめ、そこから汲み上げた何かにカタチを与えた「つづきの現実」を提示するものです。
「溶ける魚」「シュルレアリスム」というキーワードに、それぞれの作家が真摯に取り組んだ結果が、鑑賞者の皆様の内に「つづき」の物語を紡ぎだしはじめれば幸いです。
【第1会場】
[会期]
2013年1月10日(木) ─ 1月26日(土) 10:30~18:30
※日祝休館 入館料:無料
[会場]
京都精華大学ギャラリーフロール
京都市左京区岩倉木野町137
>> http://www.kyoto-seika.ac.jp/fleur/
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