笠井叡
『血は特別のジュースだ。』

|日程:2011年10月10日(月・祝)

|場所:京都芸術劇場 春秋座
>> http://www.k-pac.org/

 

「言葉が血肉となり、その身体こそが作品となる」
日本の古代史『古事記』に描かれた黄泉の国をモチーフに、
ダンスの始源に迫る衝撃作!

世界に舞踏の名を知らしめ、現在も第一線で活躍する笠井叡が、『花粉革命』で衝撃を与えた春秋座の舞台に、8年ぶりに戻ってくる。1960年代に若くして土方巽、大野一雄と親交を深め、数多くの舞踏公演を行うと同時に、「天使館」を主宰し、山田せつ子や山崎広太はじめ多くの舞踏家を輩出してきた笠井。現在に至るまで50年もの間トップランナーとして走り続ける “怪物”の新作は、日本の古代史『古事記』に描かれた黄泉の国がモチーフとなる。「言葉が血肉となり、その身体こそが作品となる」というダンスの始源に迫る衝撃作。

血は特別のジュースだ。
黄泉の国にまで落ちていったイザナミの尊は、言葉の吸血姫である。
「カラダが作品である」という宇宙的なメビウスの輪を紡ぐために、カラダの筋肉が日本語の父声と母声によって、編みあげられながら、言葉が肉となり、日々、虚と実の皮膜を、生み出し続けるしかないのだろう。姫は1日,1000人の血を飲むというのだから。
(笠井叡)

>> http://kyoto-ex.jp/program/akira_kasai/

 

|公演日時:
10月10日(月・祝)14:00開演★

|ポスト・パフォーマンストーク:
★10月10日(月・祝)終演後
ゲスト:萩尾望都(漫画家)

|上演時間:70分

|料金・チケット:
3,500円(一般)
3,000円(ユース・学生)
1,000円(高校生以下)
※全席指定
※未就学児入場不可

|会場:
京都芸術劇場 春秋座(京都造形芸術大学)
〒606-8271
京都市左京区北白川瓜生山2-116
京都造形芸術大学内 京都芸術劇場
TEL >> 075-791-8240
WEBSITE >> http://www.k-pac.org/

|クレジット:
演出・構成・振付:笠井叡
出演:笠井叡、笠井禮示、寺崎礁、定方まこと、鯨井謙太郒、大森政秀
舞台監督:松下清永(松下清永+鴉屋)/音響:角田寛生/照明:森下泰(ライトシップ)/制作:花光潤子/
共同製作:KYOTO EXPERIMENT
主催:KYOTO EXPERIMENT

 

|Profile:

笠井叡 Akira Kasai

1943年11月25日生まれ。大野一雄氏、土方巽氏とともに舞踏創成の一翼を担う。『磔刑聖母』、『舞踏への招宴』、『タンホザー』、『雅児の草子』等の舞踏ソロ作品を発表し、1971年に天使館を設立する。1979~1985年西ドイツ留学、ルドルフ・シュタイナーの創始したオイリュトミーを研究。帰国後数多くのオイリュトミー作品を発表し、1990年にオイリュトミー学校を開校。1993年、『セラフィータ ――鏡の性器を持つ私の女』を発表し、舞踏活動を再開。代表作『花粉革命』は世界各都市で上演される。2009年AKIRA KASAIオイリュトミーカンパニーでイタリア・ツアー、笠井叡プロデュース空間『Generis』を開始し、『犀』、『カルミナ・ブラーナ』等の作品を発表。著書に『天使論』、『神々の黄昏』、『聖霊舞踏』(いずれも現代思潮社刊)、写真集『アンドロギニー・ダンス』、『銀河革命』、『dansedouble』(笠井爾示共著)。

 

KYOTO EXPERIMENT
京都国際舞台芸術祭

>> http://kyoto-ex.jp/