メトロ大學 緊急上映会 シリーズ:
311以後を生きる -day2-
映画 『100,000年後の安全』
上映会&中村和雄氏 トークショー

|日時:2012年3月5日(月)
7:00pm 開場 7:30pm 開講 → 9:50pm 終講予定

|場所:METRO >> http://www.metro.ne.jp/
京都市左京区川端丸太町下ル京阪丸太町駅2番出口 恵比須ビルBF

|上映:映画 『100,000年後の安全』

|アフタートーク:中村和雄(弁護士)

|料金:¥1,500 inc.1drink

 

映画『100,000年後の安全』(2009年/79分)

>> http://www.uplink.co.jp/100000/
監督・脚本:マイケル・マドセン
配給・宣伝:アップリンク
2010年パリ国際環境映画祭グランプリ
2010年アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭 最優秀グリーン・ドキュメンタリー賞受賞
2010年コペンハーゲン国際ドキュメンタリー映画祭 有望監督賞受賞

毎日、世界中のいたるところで原子力発電所から出される大量の高レベル放射性廃棄物が暫定的な集積所に蓄えられている。その集積所は自然災害、人災、および社会的変化の影響を受けやすいため、地層処分という方法が発案された。フィンランドのオルキルオトでは世界初の高レベル放射性廃棄物の永久地層処分場の建設が決定し、固い岩を削って作られる地下都市のようなその巨大システムは、10万年間保持されるように設計されるという。廃棄物が一定量に達すると施設は封鎖され、二度と開けられることはない。しかし、誰がそれを保障できるだろうか。10万年後、そこに暮らす人々に、危険性を確実に警告できる方法はあるだろうか。彼らはそれを私たちの時代の遺跡や墓、宝物が隠されている場所だと思うかもしれない。そもそも、未来の彼らは私たちの言語や記号を理解するのだろうか。 コンセプチュアル・アーティストとしても活動する監督のマイケル・マドセン自らが、既に建設が進行中の施設に潜入し、このプロジェクトの実行を決定した専門家たちに、未来の子孫の安全性について問いかける。圧倒的な映像美はまるでSF映画のように、荒廃し人類が去った後の地球、機械だけが永遠に動き続ける地球の姿を映しているようだ。

 

中村和雄

弁護士。1954年生まれ。京都市北区紫野在住。弁護士(元京都弁護士会副会長)、日弁連労働法制委員会委員、日弁連貧困問題対策本部運営委員、日本労働弁護団常任幹事、「市民ウォチャー京都」事務局長。龍谷大学法科大学院客員教授。水俣病被害者救済訴訟、労働問題など行政、労働問題を中心に市民派弁護士として活動。原爆症認定訴訟についても継続的に活動。4年前の京都市長選挙では、951票差で惜敗。2012年2月の市長選に再び出馬し「脱原発」「脱貧困・格差」を争点に掲げた。著書に『非正規をなくす方法』(新日本出版)。
>> http://neo-city.jp/blog/