白井剛/京都芸術センター
「演劇計画2009」
『静物画 ? still life』

|日程:2011年9月30日(金) – 10月2日(日)

|場所:京都芸術センター 講堂
>> http://www.kac.or.jp/

テーブルの上に在る、例えば“器”を写生するように。
ダンスという名の静物が、知覚のヒダに囁きかける。
-白井剛の静かなる反抗。

静かに、しかし既存のダンスに抗う革新性を持った作品を常に送り出してきた、白井剛。2009年度に京都芸術センター「演劇計画」にて発表、前年度『blueLion』に続き、2年にわたるレジデンスの集大成となった『静物画 ? still life』を更に磨き上げて発表する。「ダンスが見出されようとするとき、そこに存在する<なにか>。その<なにか>を忠実に鮮明に描きだすことに執心するとき、“ダンス”は自己を超え、カラダは透明に、宇宙の穴になる。」と語る白井。精緻な作業と大胆な引き算によって、ダンスの深淵を覗き込もうとする意欲作。意味やドラマを回避し、静かに配置されてゆくムーブメントによって、解釈の着地点を失い浮遊する、知覚のダイナミズム。鑑賞者の脳をひやりとかすめ、後ろか裏側あたりで像を結ぶ、“存在”と“世界”の感触。

>> http://kyoto-ex.jp/program/still_life/

 

|公演日時:
9月30日(金)19:30開演★
10月1日(土)15:00開演
10月2日(日)17:30開演

|ポスト・パフォーマンストーク:
★9月30日(金)終演後

|上演時間:100分

|料金・チケット:
3,000円(一般)
2,500円(ユース・学生)
1,000円(高校生以下)

|会場:京都芸術センター・講堂
〒604-8156京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2
TEL : 075-213-1000
WEBSITE >> http://www.kac.or.jp/

|クレジット:
演出・構成・振付:白井剛/出演:青木尚哉、鈴木美奈子、高木貴久恵、竹内英明、白井剛/舞台監督:夏目雅也/美術:杉山至+鴉屋/音響:宮田充規/照明:吉本有輝子/衣装:清川敦子/制作:川崎陽子(京都芸術センター) 、和田ながら企画:橋本裕介、丸井重樹/製作:京都芸術センター「演劇計画2009」主催:KYOTO EXPERIMENT

 

|Profile:

白井剛 Tsuyoshi Shirai

1996~2000年「伊藤キム+輝く未来」に参加。1998年に「Study of Live works 発条ト(ばねと)」設立。2000年「バニョレ国際振付賞」、2006年トヨタコレオグラフィーアワード「次代を担う振付家賞」を受賞。2006年「AbsT」を設立し、『しはに-subsoil』『THECO-ザコ』を発表。またダンサーとしてユーリ・ン(香港)振付『悪魔の物語』、伊藤キム『禁色』に出演するほか、「アルディッティ弦楽四重奏団」とのコラボレーション、ダムタイプの藤本隆行ら10人のアーティストによる『true/本当のこと』に参加し国内外にてツアーを行う。2007年「第一回日本ダンスフォーラム賞」受賞。2009年『blueLion』、2010年『静物画 ? still life』を京都にて製作・発表。2010~2011年、山口情報芸術センター[YCAM]との映像プロジェクト『Choreography filmed: 5 days of movement』を行い、現在http://c-filmed.ycam.jpにて映像作品を公開中、ネット上でのダンスの可能性を模索している。

 

KYOTO EXPERIMENT
京都国際舞台芸術祭

>> http://kyoto-ex.jp/