2010年6月24日(木)16:20〜17:50

京都精華大学
http://www.kyoto-seika.ac.jp/

アセンブリーアワー講演会
講師 : 山川 冬樹(ホーメイ歌手・アーティスト)
申し込み : 不要(無料・先着順)
京都精華大学
〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137

Tel : 075-702-5343/Fax : 075-705-4076

[email protected]
詳細はこちら→ http://www.kyoto-seika.ac.jp/assembly/2010_first/a4.html

遠すぎて見えない、聴こえないのではなく、近すぎるからこそ、見えない、聴こえないもの。"灯台下暗し"ということばがありますが、すぐそばにある、この身体から…、あるいは日々の生活から…、私たちはまだまだたくさんの可能性を導きだすことができるのではないでしょうか。そうした身近に潜む可能性を発見 し、露にすることは、芸術が担ってきた大切な役割のひとつだと言えるでしょう。このレクチャーでは音楽、美術、舞台芸術といった領域を射程にいれながら、パフォーマンスの実演と、簡単なワークショップ的実践をまじえつつ、『近すぎて見えないもの、聴こえないもの』を見る術、聴く術を探りたいと思います。

山川 冬樹 YAMAKAWA Fuyuki

1973年、ロンドンに生まれる。自らの「声」と「身体」をプラットフォームに、あらゆるジャンルの境界を超えて活動。電子聴診器を用いたパフォー マンスでは、心拍の速度や強さをコントロールし、それを光の明滅として視覚化。骨伝導マイクを使ったパフォーマンスは、ソニーウォークマンのCMで取り上 げられ話題を呼んだ。活動は国内に留まらず、2007年、ヴェネツィア・ビエンナーレ・ダンス部門から二回連続で招聘を受ける。また歌い手としては、日本における「ホーメイ」の名手として知られ、2003年、ロシア連邦トゥバ共和国で開催された「第4回国際ホーメイフェスティバル」にて「アヴァンギャルド 賞」を受賞。こうした音楽/ 舞台活動の一方で、美術作家として作品を制作。遺された声と記憶をテーマにしたインスタレーション「the Voice-over」は、釜山ビエンナーレ(2008)、ヨコハマ国際映像祭(2009)などで発表された。

公式サイト http://fuyuki.org/