PARASOPHIA オープンリサーチプログラム リピット水田堯 at 京都文化博物館 別館ホール
PARASOPHIA
オープンリサーチプログラム[レクチャー]
リピット水田堯
|日時:2013年6月21日(金)、18:00–19:30
|場所:京都文化博物館 別館ホール
京都市中京区三条高倉
>> http://www.bunpaku.or.jp
|入場料:無料
「猫と犬のように──映画とカタストロフ」
映画はどのように歴史を描くか。表現を避ける歴史をどのように映像として掴むか。現実と表現は猫と犬のように混ぜてはいけないものではないのか。3本の映画において、三つのカタストロフ——アメリカの南北戦争、ナチズムの誕生、そして広島市への原子爆弾投下——が描かれる。『国民の創生』(1915)、『意志の勝利』(1935)、『ヒロシマ・モナムール』(1959)の重要な場面で猫が映る。この動物は歴史的表現とカタストロフの関係を表す一種のメタファーかも知れない。しかしなぜ猫なのか? この講演は映画、カタストロフと猫の関係を考える。【文・リピット水田堯】
[オープンリサーチプログラムとは]
アーティスティックディレクターとキュレトリアルチームが、PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015に向けて行行う調査研究のプロセスを広く一般に公開し共有するためのプログラムです。
|プロフィール:
リピット水田堯
1964年生まれ、アメリカ出身。南カリフォルニア大学映画学科学科長、比較文学学科 教授、東アジア言語・文化学科教授。城西国際大学メディア学部客員教授。専門は映画史、映画論、実験映画、比較文学など。 主な著書に、『電気的動物――野生のレトリックへ』[未訳](Electric Animal: Toward a Rhetoric of Wildlife, University of Minnesota Press, 2000)、『エクス−シネマ――実験的な映画とヴィデオの理論から』[未訳](Ex-Cinema: From a Theory of Experimental Film and Video, University of California Press, 2012)がある。6月には、初の日本語訳著書『原子の光(影の光学)』「芸術論叢書」(門林岳史+明知隼二訳)が月曜社より発売予定。
PARASOPHIA:京都国際現代芸術祭2015
>> http://www.parasophia.jp/
会期:2015年3月上旬〜5月上旬
会場:京都市美術館、京都府京都文化博物館ほか府・市関連施設など
アーティスティックディレクター:河本信治(元・京都国立近代美術館学芸課長)
主催:京都国際現代芸術祭組織委員会、一般社団法人京都経済同友会、京都府、京都市
後援:国際交流基金
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