KYOTO EXPERIMENT 2012 公式プログラム
高嶺格『ジャパン・シンドローム ~step2球の内側 』

 

リオデジャネイロのダンスフェスティバルPanoramaとKYOTO EXPERIMENTとの共同製作プロジェクトの2年目。昨年は、高嶺がブラジルで採集した画像を使った映像インスタレーションを制作した。今年は、ブラジルから招聘したパフォーマーと共に1ヶ月京都に滞在し、パフォーマンスを制作する。近年、急速な経済成長により世界に台頭し、芸術分野でも世界の注目を集めつつあるブラジル。かたや経済成長を終え、昨年の大震災で未曾有の後遺症に苦しむ日本。文化的にも対極にある、この日本/ブラジルの現在から、高嶺が最終的に抽出するものは何か?

>> KYOTO EXPERIMENT 2012

 

|公演日時:2012年10月
19日(金)20:00-
20日(土)14:00- / 19:30-
21日(日)17:00
※受付開始→開演の60分前※開場→開演の10分前

|上演時間:決まり次第お知らせします。

|ポスト・パフォーマンス・トーク:
10月20日(土) 19:30の公演終了後

|年齢制限や注意事項など:16歳未満入場不可

 

|託児:以下のステージでは、託児サービスがご利用いただけます。
・10月20日(土)14:00-
・10月21日(日)17:00-
託児お申込み方法

 

|チケット料金:

一般 前売¥3,000 /当日¥3,500
ユース・学生 前売¥2,500 /当日¥3,000
シニア 前売¥2,500 /当日¥3,000
高校生 前売¥1,000 /当日¥1,000
※ユースは25 歳以下、シニアは65 歳以上。
※全席自由

 

|会場:京都芸術センター 講堂
京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2
>> http://www.kac.or.jp/

 

|プロフィール:

高嶺格|Tadasu Takamine

高嶺格は、パフォーマンス、ビデオ、インスタレーションなど多様な表現を行っているアーティストである。アメリカ帝国主義、身体障害者の性、在日外国人などの社会問題を扱った作品、また移民労働者を取り上げた作品などで知られる。彼の作品は、国/ジェンダー/言語など、社会を構成するものの矛盾や不和を、自らの身体を使った表現で明らかにしようとする。彼の表現は声高にメッセージを叫ぶものではないが、差別や偏見のもとに横たわる、権力や抑圧をあぶりだす。舞台演出を含む近年の作品では、自身の体が直接舞台に現れることはない。しかしいかなる者と共同作業しようとも、高嶺の作品には、人間の身体が可能にする、画一化され得ない人間の野性的精神といったもの、あるいは熱狂的信頼関係といったものを見ることができる。
>> http://takaminet.com/