伴美里「 Filter Feeder 」

|日程:2012年7月7日(土)- 7月29日(日)、水曜休廊

|時間:11:00 – 20:00(初日は19:00まで)

|場所:FOIL GALLERY
京都市上京区笹屋町通智恵光院西入笹屋町1-519マーブルビルディング3F
>> http://www.foiltokyo.com/

|入場料:¥300(中学生以下無料)

 

フォイル・ギャラリーでは2012年7月7日(土)から7月29日(日)まで、伴美里 個展「Filter Feeder」を開催致します。
伴は1977年、石川県生まれ。金沢美術工芸大学卒業後、ベルギーとロンドンに渡りました。現在は東京と 石川県白山市のスタジオを行き来し制作を続けています。古くから白山信仰の地であった自然豊かな山間の町で育った伴は、いつも自然とその恩恵を身近に感じ、自然から感じ取るものと、現代社会に慣れ親しんだ自身との距離感や違和感を、日常を通して確かめるように制作してきました。

タイトルの「Filter Feeder」は、アサリなどの濾過(ろか)摂食をする生物をあらわします。
海水中のプランクトンなどを海水ごと取り込み、濾過して海水を排出し、有機物のみを体内に取り込むことで、水質を浄化します。自身が見たものや感じたことを、描くという行為を通し作品として世界に放出することで、伴はFilter Feederのように世界と関わり合い、自身の感覚を還元しているかのようです。
本展では、かつて祖母の嫁入り道具であった着物柄見本帖の紋様や、落ち葉、花、切り株など、作家自身が実際に見つけたものを象った自作のキャンバスに描かれたペインティングを中心とした新作を発表します。

この機会にぜひ、ご高覧ください。

 

|プロフィール:

伴美里(ばん・みさと)

1977年、石川県白山市生まれ。金沢美術工芸大学油画科卒業後、ベルギーアントワープ王立芸術アカデミー絵画科に留学。2004年ロンドン大学付属スレード美術学校美術学科修士課程を修了。現在は東京と白山にて制作を続けている。主な展覧会に「静寂と色彩:月光のアンフラマンス」(川村記念美術館・千葉、2009-2010年)、主な受賞歴に昭和シェル石油現代美術賞グランプリ(1998年)などがある。
>> http://www.misatoban.com/

 

|関連イベント:

伴美里《Filter Feeder 》 + guest 伊藤ゴロー《GLASHAUS》
opening TALK & SESSION

オープニングに、スペシャルゲストとして作曲家・ギタリストの伊藤ゴローを迎え、トーク&セッションを開催します。七夕の夜、普段別々の場所にいる恋人同士が天の川を越えて出会うその日、ジャンルを超えたアーティスト2人が、「透明」「フィルター」といった、通り抜けてあるもの、を手がかりに、作品の世界や感覚について語ります。伊藤ゴローが4月にリリースしたニューアルバム《GLASHAUS》を聴きながら制作していたという伴美里の新作が並ぶ展覧会会場での、この夜にしか生まれない特別な空間です。是非ご来場ください。

[日時]7月7日(土)open 18:30 start 19:00
[料金]¥2,000(入場料込)
[会場]フォイル・ギャラリー
[定員]40名

[予約&お問い合わせ]
フォイル
TEL:075-451-6162
MAIL:[email protected]

電話もしくはメールに、お名前(ふりがな)、電話番号をご連絡ください。
メールの方は件名を「7/7イベント参加希望」とご明記ください。

 

伊藤ゴロー (いとう・ごろー)

作曲家、編曲家、ギタリスト、プロデューサー。ソロ・プロジェクトMOOSE HILL (ムース・ヒル) 、布施尚美とのボサノヴァデュオnaomi & goroとして活動する傍ら、映画やドラマ、CM音楽も手がけ、国内外でのアルバムリリース、ライブを行う。commmonsよりリリースしたPenguin Cafe Orchestraの『tribute』『best』や原田知世直近の2作『music & me』『eyja』などプロデュースワークも行う。2011年にnaomi & goro & 菊地成孔名義で、坂本龍一のレーベル「commmons」から『calendula』をリリースしヒットを記録。青森県立美術館にてサウンドインスタレーション「TONE_POEM」の発表、方言を使った作曲のワークショプ、原田知世との朗読会「on-doc.(オンドク)」を行う。 2012年4月に2年ぶりとなるソロアルバム『GLASHAUS』をリリース。7月21日~9月17日に開催される青森県立美術館の夏の企画展《Art and Air ~空と飛行機をめぐる、芸術と科学の物語》のサウンドトラックも担当する。
>> http://itogoro.jp/

 

GLASHAUS 特設サイト
>> http://www.goroito-glashaus.com/