悪魔のしるし 『わが父、ジャコメッティ』 at 京都芸術センター 講堂
KYOTO EXPERIMENT 2014
悪魔のしるし 『わが父、ジャコメッティ』
ジャコメッティになりきった画家の父と、
矢内原伊作になりきった演劇を志す息子との奇妙な演劇的生活・・・
会場にかろうじて搬入できるような巨大構造物をつくり、参加者と協同作業で運び入れる「搬入プロジェクト」は、行為の単純さからは想像もつかないほど、祝祭性に満ちた劇的なプロジェクト。悪魔のしるしの代名詞ともなったこの作品は、すでに国内外で上演されているが、舞台作品においても、彼らは、演劇にまつわる暗黙の了解や構造を撃つ作品を発表し、怖いもの知らずの活動を展開している。主宰の危口統之をはじめ、建築やファッションなど多分野にまたがる専門家たちによる異色のパフォーマンス集団の成せる技と言えるだろう。
新作舞台作品『わが父、ジャコメッティ』は、かつて画家だった父と舞台芸術を仕事とする息子による物語。痴呆が始まった父は、若い頃、熱烈に憧れた芸術家アルベルト・ジャコメッティと自分を混同している。そんな父に息子は日本人学者の矢内原伊作だと誤認され、彼の妄想につきあって、1日中デッサンのモデルとして椅子に座り続けることに。父と息子の奇妙な演劇的生活が始まった…。 危口本人と実際に画家である彼の実の父親が演じるという虚実入り交じった舞台設定からして、すでに悪魔のしるしの世界が始まっている。主宰によるただの自伝的舞台…であるはずもない「わが父」の物語は、はたして荒唐無稽な喜劇なのか、シニカルな悲劇なのか。
詳細 >> http://kyoto-ex.jp/2014/program/akuma/
|公演日時:10月
16日(木)20:00-
17日(金)20:00-
18日(土)14:00-*◎
19日(日)19:00-
*ポスト・パフォーマンス・トーク
◎託児サービスあり(有料・要予約)
※受付開始・当日券販売→開演の60分前
|会場:京都芸術センター 講堂
京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2
>> http://www.kac.or.jp/
|上演時間:60~80分
|言語:日本語(一部フランス語)
|ポスト・パフォーマンス・トーク
10月18日(土)14:00-
ゲスト:福永信(小説家)
|チケット料金:
一般:前売 ¥2,500/当日 ¥3,000
ユース・学生:前売 ¥2,000/当日 ¥2,500
シニア:前売 ¥2,000/当日 ¥2,500
高校生以下:前売 ¥1,000/当日 ¥1,000
ペア ¥4,000(前売のみ)
※ユースは25歳以下、シニアは65歳以上
※全席自由 フリーパスやセット券情報はコチラ
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|託児:
以下のステージでは託児サービスがご利用いただけます。
10月18日(土)14:00-
※託児サービスのご案内はコチラ
|特集:
寄稿「「悪魔のしるし」を憐れむ宴」 榑沼範久
|プロフィール:
悪魔のしるし | AKUMANO SHIRUSHI
2008年結成。危口の思いついた何かをメンバーたちが方法論も知らず手さぐりで実現していった結果、演劇・パフォーマンス・建築・美術など多様な要素をもつ異色の集まりとして注目される。 作風は基本的に、演劇的な要素の強い舞台作品と、祝祭的なパフォーマンス作品という二つの系統。団体名は、主宰・危口統之の敬愛する英国のロックバンドBLACK SABBATH の楽曲「SYMPTOM OF THEUNIVERSE」に付けられた邦題、「悪魔のしるし」に由来。
>> http://www.akumanoshirushi.com/
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