「LIFE with ART─受けとめ、そして、渡す人─」展
介入の芸術:個人の記憶、公共の記憶、その交差点へ

 

会期:2010年9月24日 (金)〜10月23日 (土) 

開館時間:10:30〜18:30

会場:京都精華大学ギャラリーフロール
http://www.kyoto-seika.ac.jp/fleur/

出店作家:
ダムタイプ
古橋悌二
高嶺格
ハスラー・アキラ/張由紀夫
ブブ・ド・ラ・マドレーヌ+山田創平

入館無料(日曜日休館 ※9/26(日)は開館)

主催:京都精華大学、キングストン大学(ロンドン)
助成:公益財団法人セゾン文化財団
企画・実施:介入の芸術共同研究プロジェクト、京都精華大学情報館
特別助成:PMI2(The Prime Minister’s Initiative for International Education)
協力:東京都写真美術館、The Stanley Picker Gallery、Live Art Development Agency、elf エルフ

介入の芸術共同研究プロジェクト
http://art-of-intervention.org/#/index/top

 

ダムタイプDUMB TYPE
出展作品「LOVE/SEX/DEATH/MONEY/LIFE」(1994)
1984年に京都市立芸術大学の学生を中心に結成されたアーティストグループ。建築、美術、デザイン、音楽、ダンスなど異なる表現手段を持つ様々なアー ティストが参加しコラボレーションによる芸術表現の可能性を模索する。現在も京都に拠点を構えながら、国内外でパフォーマンス公演やインスタレーション展 示を中心とした活動を行っている。

古橋悌二 Furuhashi Teiji
参考展示「LOVERS」(1994) 資料映像上映
ダムタイプの中心的メンバーの一人。古橋のソロプロジェクトである『LOVERS』は、10m角の空間の四つの壁に、水平回転する 7台のプロジェクターによって投影された、重なり合い、すれ違う裸の男女の映像によって、「愛は情報に還元できるか?」と現代の情報化社会における愛の可 能性を問いかけた、静謐で美しい作品。アートが現代の「微量元素」となりうるかどうかを投げかける。会場では参考展示として資料映像を上映。

高嶺格Takamine Tadasu
出展作品「Baby insa-dong」(2004)「マンガンナイトクルーズ」(2010)
1968年鹿児島県生まれ。京都市立芸術大学工芸科漆工専攻卒業、岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー(IAMAS)卒業。 1990年代初頭よりパフォーマンス活動を行い、ダムタイプの作品にも参加。現在はインスタレーションや映像、写真、パフォーマンス等、多彩なアプローチ のもと作品制作を行う。自身の身体や経験を基軸にしつつ、民族や性、自己と他者など様々な問題と関わる中、新たな関係性や未来を切り開いていくプロセスが 作品として表される。舞台作品の制作・演出、コラボレーションも多数手がける。


ハスラー・アキラ/張由紀夫Akira the Hustler/Cho Yukio
出展作品「Coming Out Table」(2008)生島嗣(ぷれいす東京)、潟見陽、ハスラー・アキラ 「Pandemic」(2010)
京都市立芸術大学大学院絵画研究科修了。エイズ予防財団流動研究員。1993年よりHIV/エイズをめぐる活動に入る。2000年 より、ハスラー・アキラ名義で、国内外の展覧会に出品。2003年よりRainbow Ringのスタッフ、2004年よりLivingTogether計画のメンバーとして主に首都圏のHIV/AIDSの対策に関わる。街の人々とNPOと のあいだに、音楽やアートを用いた橋を架けることを念頭にさまざまなプログラムを手がけている。

ブブ・ド・ラ・マドレーヌ+山田創平  BuBu de la Madeleine+Yamada
「水図Ⅰ」(2010)映像制作:松浦莞二(スタジオkk)機材協力:elf エルフ
ブブ+山田はアーティストと都市社会学者のユニット。水都大阪2009、BEPPU PROJECT 2010などで作品を発表してきた。今回、2012年に完成予定の作品『水図Ⅰ』の制作過程を公開する。
ブブ・ド・ラ・マドレーヌ:京都市立芸術大学卒。ダムタイプのパフォーマンス『S/N』(1994)に出演後、国内外で活動を展開。また性的健康に関する市民活動にも関わってきた。
山田創平:名古屋大学大学院修了。文学博士。現在は京都精華大学人文学部教員。エイズ予防の民間団体≪MASH大阪≫副代表。アーティストとの協働も多い。