「MEET」の第二回目は前回に続き、任天堂の公式ライセンスを取得し
デザイン、企画、販売を行っている江南匡晃さんとの「Design Talk」

江南さんはこのサイトでもブログを書いて頂いていまして、普段もよく遊ぶ二人ですが
「デザイン」、「ゲーム」、「ネットショッピング」など色々な話をしました。
(使えない内容の話題も多かったですが。。。)

Refsign 佐野 : では。なんかこうやってあらたまって
話を聞くのもおかしな感じですが(笑)
江南さんのことを知らない人もいると思うのでお願いします。
簡単な自己紹介と、この仕事についた「きっかけ」を教えてください。

THE KING OF GAMES 江南 : 江南匡晃です。
「THE KING OF GAMES」のTシャツデザイン全般を担当しています。

江南 : では早速。。。
私は高校の時に商業デザインコースに2年在籍していました。
その授業がとてもおもしろく大学にはまったく行く気はなかったんです。
その考えを当時の高校の担任に相談し「中之島美術学院」を進められ、
グラフィックデザイン科にいくことになりました。

佐野 : 「中之島美術学院」なんすね。

江南 : そうそう。
その後、内装関係(建築)の仕事など様々なバイトを行います。

佐野 : なるほど。

江南 : その後、興味のあったアパレルの世界にいくことになります。

佐野 : また何故アパレルの世界にいったんですが?

江南 : 高校の頃からアメカジが大好きで、古着のジーンズにTシャツ。
そんな大好きな格好で大好きなものに囲まれて大好きなものに携わる仕事がしたい。
単純にそれだけ。
デザイン関係のことは好きだけどこの頃は仕事にしたくなかった。
同じぐらい服も好きやったし、結局、今は両方ミックスした仕事になってる(笑)

佐野 : 京都では「ドッケリーファーム」と「ロフトマン」で働いていたんですよね。
あの因縁(笑)の「カジカジ」に載っていた「ロフトマン」時代ですね。。。
というか僕が勝手に妄想していただけですが。。。

江南 : いやいや勝手に佐野君がまだ僕の事知らない時に「アーティスト」言うて
面白がってたアレやろ?
(雑誌掲載当時、江南本人の意図ではない紹介記事が「デザイナー」ではなく「アーティスト」と書かれ方をしていた事)

佐野 : すいませんでした。。。(笑)
そして「ロフトマン」から「THE KING OF GAMES」の原型ができていくんですよね。

江南 : そうやね。
販売と平行して、オリジナル部門を立ち上げ、ジーンズ生地、形を変える、指輪、
Tシャツなど様々なオリジナル商品を企画し販売する部門を
私と木村君(現ロフトマン)で担当していきます。
最初は個人的に制作していましたが、一度、お店のシーズンの
「スポットアイテム」のようなコーナーで販売を行い、
思いのほか好調に売れていきました。

その状況の中で二人でやっていた事もあり
「木村君に負けたくない」という気持ちが芽生えてきます。

その時にたまたま接客したお客さんが任天堂の方で
「NintendoロゴTシャツ」を着ておられたんです。
そのTシャツがどうしても欲しかったのですが無理でして
じゃあ「自分で作ろう」と単純に思いました。
これが転機になった瞬間かもしれません。

しかしこの当時はパソコンなどは全く触れませんでした(笑)
なのでコピーして拡大して切り取り(写植のような手法)で
色々な物を制作していました。

ここで話が脱線。。。(普段は二人ともゲームが好きなので)

江南 : 最近ゲーム何してる?

佐野 : 「GTA4」です。(グランドセフトオート4)

江南 : そういえば今、besidegames(こちらでも江南さんはブログを掲載)で
「SIGE」さんというイラストレータが「GTA4」のことを書いている人がいて
その記事がおもしろいんよ。
また見てみて。

佐野 : 江南さんは最近のゲームで面白かったのは何ですか?

江南 : 最近面白いと感じたのは「Wiiチャンネル」

佐野 : 前に「ひとりごと」で書いてましたね。
そういえばあれしってます?
DSiソフトウェアの「うごくメモ帳」?

江南 : 知ってる。知ってる。

佐野 : あれ株式会社「はてな」にも作品公開ページがあっておもしろいすよ!
投稿できて。パラパラ漫画自体が〜

江南 : 任天堂と「はてな」の動きすごいよね。

ここで話をもどす。。。

佐野 : 次の新作はいつなんですか?
そして何のデザインなんですか?

江南 : ロンTと新作考えてます。春に出します。
デザインはまだ秘密です。

佐野 : さすがにデザインは教えてくれませんね(笑)
では今後、「THE KING OF GAMES」の展開はどうなっていくんですか?

江南 : Tシャツはズート続けたいです。
後お店を近い将来出したいです。

佐野 : それは京都ですか?

江南 : うん。
京都で昔の「呉服屋スタイル」のような感じでお店をしたいんです。
来てくれたお客さんと身近な感じで、しかもお客さんが決まったパターンのデザイン
をその場で選べるシステムでそして裏でTシャツを制作する。

佐野 : あ〜いいですね。
来年あたりでも 笑

そういえば前から聞きたかったんですけど
「THE KING OF GAMES」はなんでネットショッピングが土台なんですか?
元々は「ロフトマン」で販売していて、そこがはじまりですよね?
それがまたなんで「ネットショッピング」一本に?

江南 : インターネットで商品が販売できる事も知らずに、
自分自身もネットで商品を購入したことがない。

その中インターネットだけで販売することがめちゃくちゃ新しい事やと思っててん。

(ふたり苦笑)

この時に一番最初に「THE KING OF GAMES」の
サイトをつくってもらったのは「TPO campany」です。

(驚)

佐野 : ここでまさかの田井さん(現在ブログを書いて頂いてます)が登場なんですね。

江南 : 毎日、田井さんのところに通ってましたよ。笑

後、ちょうどいいタイミングで働いていた「ロフトマン」で
今までなかった「ホームページ」を立ち上げる時だったので
頭のスイッチが「Web」になっていました。
なので任天堂にプレゼンしにいく時に販売形式は「ネットショッピング」に
したいということになりました。
そしてできれば任天堂のサイトにもうちのリンクを張ってほしいと。

(驚き、苦笑)

佐野 : それはすごいお願いですね。

江南 : 結局実現はしなかったのですが、
ちょうど同じ時期に「ほぼ日刊イトイ新聞」で
取り上げられてそのおかげでありがたいことに商品が二日で全てなくなりました。

佐野 : えっ!全部ですか?

江南 : 全部。。。店に置いていたのも全部。。。

佐野 : すごいですね。
でも全部なくなると「ネットショッピング」はできないですね。。。

江南 : その時は予約販売で対応してました。

佐野 : そういう流れで「ネットショッピング」だったんですね。
これは知らなかったです。

後、もう一つ。
何年もTシャツ専門のECサイトでここまで成功している
ところってどこにもないと思うんですけど、
そんなサイトを運営しているからこそ聞きたいんですが、
「ネットショッピング」ってどう思います。

江南 : う〜ん。
でもネットショッピングって自分もネットで物を買うようになって分かったんやけど
色々なサイトを見比べてとりあえず「安い商品」を買おうとするやん。

佐野 : そうですね。

江南 : ひょっとするとお客さんからしたらお店の必要がないのかも知れない。
商品だけがあればどこでも安くかえればいいのかもしれない。

佐野 : 確かにそうですね。
みんながみんなそうではないでしょうけど、
そういうユーザーもたくさんいますよね。

江南 : その中でネットショッピングという形をとっているお店としてのあり方、、、
例えばなんかしらんけどいつもここのサイトで買ってしまうよな。。。っていう事。
そして「ここで買ってよかった」、
という部分を大切にしていきたい。

佐野 : うんうん。わかります。
実際の店と違って相手の見えない分、細やかなサービスとか
が蓄積されていい気持ちになり「いつもここで買い物してしまう」みたいな感じ。
でもそれが一番難しいと思うんですが、すごいですね。

最後に「Refsign magazine」ではデザインを切り口に運営してるんですが
江南さんにとって「デザイン」とはなんですか?

江南 : 難しいな。
でも私のモットーは「一粒で二度おいしい」。

佐野 : これはKOGの商品でも反映されてますよね。

江南 : お客さんが商品を買う。そして商品が届く。
それでお客さんとの関係は終了かもしれない。
でもそこでプラスアルファで何かを伝えたい。

佐野 : それがパッケージなどなどなんですね。

(上の画像は任天堂のファミコンと同じ所で印刷したTシャツ商品パッケージ、Tシャツのタグ、ノベルティ商品の数々)

江南 : そう。
パッケージであったり裏の普段見えない部分のプリントであったり
とそこまでしなくてもいいかもしれない部分の工夫。

まあでもそれをデザインしている部分で出せたらいいんですけどね

(二人 笑)

以上、江南さんにお話を聞きました。
江南さんありがとうございます。

Campany info

「THE KING OF GAMES」とは?

日本で唯一Tシャツで任天堂の公式ライセンスを取得しデザイン、企画、販売を行う
デザインチーム今までのようなただゲームのキャラクターをTシャツにするだけの
デザインではなく作り手の江南さんのフィルターを通しファッションとしても「かっこいい」数少ない「ゲーム」のTシャツを販売。

[ホームページ] http://www.the-king-of-games.com/