鎌田友介個展
「After the Destruction」

|日程:2011年 5月14日(土)~ 6月11日(土)
|時間:11:00 – 19:00
|定休日:日・月・祝祭日
|場所:Kodama Gallery(京都市南区東九条柳下町67-2)
>>> http://www.kodamagallery.com/

児玉画廊京都で、5月14日(土)〜6月11日(土)まで、鎌田友介個展「After the Destruction」が開催されます。

鎌田は東京藝術大学先端芸術表現科在学時より精力的に立体作品及びインスタレーションの制作発表を続け、昨年トーキョーワンダーサイト本郷において開催された個展「OTHER PERSPECTIVES」では絵画/彫刻/建築をクロスオーバーするようなグレーな領域におけるイメージを可視化する、という鎌田の制作における主要なテーマを端的に示してみせました。本展「After the Destruction」は児玉画廊で初めて鎌田を紹介する機会となります。

今回の個展では、新たな空間認識を獲得する為の、言うなれば破壊でありリセットであると言えます。建築や風景を平面上で模する為に作られた絵画的方法論に裏付けられた空間認識によってではなく、「多数の消失点」ここでは個々の人間の主観に基づいた視点に立ち返り、それを視覚化するための試みです。鎌田はこれまで遠近法などの法則/理論の象徴として非常に直線的な造形を意識して多用してきたのですが、今回はガラスの地平面を堺に全方向に連続性を感じさせる動的な構造に加え、ねじ曲がった廃材のアルミフレームというこれまでの鎌田の作品とは大きく趣を異にする有機的で不確定な造形が作品を構成しています。それは「After the Destruction」の文字通り、抗い難い力による破壊を象徴するようです。二次元でもなく三次元でもなく、という空間感覚の倒錯が如何に具現化されるのか、今回の破壊と解体によって如何なる現象が立ち表れてくるのか、ここでの性急な推論は控えられるべきでしょう。つきましては、本状をご覧の上展覧会をご高覧賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。(プレスリリースより抜粋)

 

同時開催:
Kodama Gallery Project 28
西森瑛一「木々のために」