杉本博司+京職人「溜まり水 1」
(c) Hiroshi Sugimoto, photography by Damian
Griffiths, courtesy Pace London, 2013

 

企画展
「杉本博司+京職人:メダカの学校」

 

|会期:2014年4月2日(水)〜8月28日(木) 9:00〜17:00
※ 8月16日(土)は休館

|会場:京都造形芸術大学 人間館1F エントランスラウンジ
京都市左京区北白川瓜生山2-116
>> http://kuad-entrance.com/

 

|制作:中川周士(中川木工芸 比良工房), 八木隆裕(開化堂)

|主催:京都造形芸術大学

|協力:公益財団法人 小田原文化財団, 杉本スタジオ

|入場料:無料

 

京都造形芸術大学は,2014年4月2日(水)より,人間館1階エントランスラウンジにて,企画展「杉本博司+京職人:メダカの学校」を開催します。
本展は,現代美術家・杉本博司氏のディレクションにより京都の職人が制作を手掛けた彫刻(新作)に加え,杉本氏がデザインし,職人の技によって構成される空間全体を鑑賞いただける内容となります。 また,この展覧会のために制作された彫刻2点が,ペースギャラリー・ニューヨーク(PACE GALLERY NEW YORK)にて2014年3月7日(金)より4月5日(土)までグループ展「Mingei: Are You Here?(民藝の精神はここにあるのか?)」においても展示されます。

 

|オープニングレセプション:

[日時]:4月2日(水) 12:00〜13:00
[場所]:エントランスラウンジ(京都造形芸術大学 人間館1F)
[ご参加方法]:電話(075-791-9360)またはメール([email protected] art.ac.jp)にてご連絡ください。お名前・ご勤務先・お電話番号をお知らせください。

※ 杉本博司氏, 中川周士氏, 八木隆裕氏も参加される予定です。

 

<作品概要>

[構想, ディレクション]:杉本博司
[作品制作]:中川周士(中川木工芸 比良工房), 八木隆裕(開化堂)
[幔幕制作]:福本潮子
[会場施工]:佐野誠(スーパー・ファクトリー)
[畳製作]:高室節生(高室畳工業所)
[土台制作:鳥居厚志(山本興業株式会社)
[告知デザイン]:下田理恵
[企画]:徳田佳世

 

|プロフィール:

杉本博司(すぎもと・ひろし)/ 現代美術家

1948年東京生れ。1974年よりニューヨーク在住。現代美術家として,世界中の美術館に作品が収蔵。2008年建築設計事務所「新素材研究所」設立。IZU PHOTO MUSEUM(静岡)他,建築分野でも活動。近著に『空間感』(マガジンハウス),『アートの起源』(新潮社)。構成・演出・美術を手がけた人形浄瑠璃『杉本文楽 曾根崎心中付り観音廻り』は2013年秋に欧州3 カ国で公演,2014年3月大阪フェスティバルホール,世田谷パブリックシアター(東京)で日本凱旋公演予定。2009年高松殿下記念世界文化賞受賞,2010年紫綬褒章受章,2013年フランス芸術文化勲章オフィシエ受勲。

 

中川周士(なかがわ・しゅうじ) / 中川木工芸 比良工房

卓越した木桶の技法と精神を受け継ぐ工房。「京指物」と呼ばれる,木材の組み合わせだけでつくられる桶の美しさは,見る者を圧倒する。 京都の高級旅館や料亭からの桶の注文に応じるかたわら,伝統的で洗練された技を活かし,これまでの常識を打ち破るシャープな木桶「シャンパンクーラー」を生み出し,国内外の注目を集めている。
>> http://www.nakagawa-mokkougei.com

 

八木隆裕(やぎ・たかひろ)/ 開化堂

日本最古の手作り茶筒の老舗。シンプルな美の裏には130 余の工程が施され,確かな技術に裏打ちされた茶筒は,茶筒の口に蓋を合わせるとおのずとすーっと閉まるほどの精密さ。 気密性もあり経年変化を楽しめ,「生涯に渡り使い込む」というストーリーのあるものづくりは,海外の評価も高い。
>> http://www.kaikado.jp/