「 tryangle 」

宮永亮, 川尾朋子, 山地憲太

 

|会期:2013年6月19日(水) – 7月2日(火)、12:00 – 19:00

|会場:HOTEL ANTEROOM KYOTO
京都市南区東九条明田町7番
>> http://hotel-anteroom.com/

 

|展示概要:

6月15日-16日、ホテルアンテルーム京都内で開催された宿泊型イベント「Live Trip」にて行われた、宮永亮 (映像)x 川尾朋子 (書)x 山地憲太 (いたずら)が呼応するライブパフォーマンスの記録を、インスタレーション作品として再構成したもの。

川尾の書は宮永の下地としての映像に呼応して始まった。山地はその様子を、レンズを鏡で遮ったり、過剰なズーミングを使ってビデオで切り取り、それをリアルタイムで別のスクリーンに投影した。宮永はそのスクリーンを見ながら、自身が操作している筈の映像下地の全貌を把握することなく、操作を続けた。そしてその結果として映し出された映像下地に、また川尾の書が重なってゆく。

全員がパフォーマンス全体像を把握出来ない状態の中で、それぞれがその不完全性に対し、【自らの視点=angle】を切り開こうと【試みる=try】。そのような三角関係を”tryangle”と言う造語で表す事にした。

 

|プロフィール:

川尾朋子|Kawao Tomoko

書家。6歳より書を学び、国内外で多数受賞。2004年より祥洲氏に師事し、書の奥深さに更に取り憑かれ、”書に生かされている”ことを強く感じる。古典に向きあう日々の中で、代表作である「呼応」シリーズが生まれる。この作品は、点と点のあいだにある、空中での見えない筆の軌跡に着目したもので、見えないものを想像することをテーマとしている。ライブパフォーマンスやワークショップもこの「呼応」を根底にして行っている。
>> http://www.kawaotomoko.com/

 

宮永亮|Miyanaga Akira

1985年北海道生まれ、京都市在住。 京都市立芸術大学大学院修了。平成23年京都市芸術文化特別奨励者。実写映像を幾重にも渉るレイヤーで構成し、コラージュする手法を用い、インスタレーションおよびスクリーニングによる発表を行う。
>> http://miyanagaakira.tumblr.com/

 

山地憲太|Yamaji Kenta
>> http://shinseki.jp/